あの夏の日,祭りが行われていた。
そこに、伊吹と行った。
気温がいつもとは違う。 そこは蒸し暑かった。
人がいっぱい居たから?太陽がギラギラしてたから?
色々理由が挙げられる。
すると、アジア系のお母様から声を掛けられた。
「ムスコ、ドコ?」
カタコト日本語で声を掛けられたから、返したんだ。
「息子さん、迷子ならそこの白いテントへ…」
と、2人で案内したらお礼を言われた。
伊吹は調子に乗って
「まぁ、当然の事をしたって感じで…」
そう言ったから後ろから頭を叩いた
すると、伊吹が丁度
「ねーねー、志摩、トイレ行きたい」
と言い出したから、
「1人で行ってこい。大人だろ」
と言い返した。
すると黙って行ったから良かった。
…あれ。何故だ。
トイレに人だかりが出来ている。
そこには、何回も刺されて死んだであろう死体が転がっていた。
その時,伊吹が責めよられていた。
「お前だけだよ!トイレに居たのは!」
その一つだけの理由で伊吹を責めるなんて、無責任な奴だ。
すると、焼きそば屋の店主が出てきた。
油を持って、
伊吹はその油を取り、自分にかけた。
すると、伊吹はこう言った。
「こんな言われるんだったら、死ぬよ。」
「どうせ、死んだって悲しむ人は」
「居ないし,?」
「そんな俺のせいにしたいんだったら」
「それでいーよ。」
と、ライターを取り出した。
指先が油で滑り、中々火が点かない。
俺は,伊吹を止めなかった。
いや、止めれなかった。
その、責任を持てなかった。
俺は、罪悪感でいっぱいだ。
そして、火が点き、そこら中火でいっぱいになってしまった.
そこに、火だるまの伊吹がいて、伊吹の悲鳴とスマホのシャッター音で耳がいっぱいだ。
スマホで撮るなよ。
俺は、忘れもしないあの目を。
憎しみと、苦しみと,悲しみと,様々な感情が混ざった伊吹の目を。
コメント
2件
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!志摩ちゃぁん!!!!!伊吹ぃ!!!!!うわぁぁぁぁぁ!!!!! 好き(情緒どうなっとるん)
いいですわね!!