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短編集（💛右）

第4話 - 𝑴𝑽 °＊♪🌼🍻（❤️×💛）

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2025年10月03日

#もりょき

#りょつぱ

#🍏

#nmmn

#BL

#fjsw

きぃ

メンバー以外の方が出てきます。（無害）

苦手な方はお控えくださいm(_ _)m

「へぇ、お酒お好きなんですね」

「はい、そうなんです。普段はビールとか日本酒をよく飲むんですけど、これ美味しいですねぇ」

心地の良い低音が響き、それに柔らかな弾んだ声が応じる。

錫のビアグラスに嬉しそうに唇を寄せ、すいすいと流し込むりょうちゃんをひとつ隣から横目で見る。

「少し意外だな」

「え、どうしてですか？」

「演奏されている時は衣装もお化粧もすごく可愛らしかったから。甘い物とかがお好きな感じなのかなって」

甘い笑顔を浮かべる男性から発せられると、言葉までなんだか甘く聞こえる。

アメコミのヒーローみたいな男性のがっしりとした体躯の隣に並ぶと、俺に比べると長身な彼がとても華奢でちいさく見えた。

「あ、実は甘いものも好きなんですよ〜」

少し恥ずかしそうに口元に手を当てて笑う姿が可愛い。カラーメイクは落として髪もすとんと下ろしているだけなのに、なんでこんなに可憐なんだ？

俺はこんなにも彼を気にしているのに、向こうはこちらを見もしない。胸の奥がチリッと焼けるのを感じた。

ささくれた気持ちを誤魔化すようにテーブルの上のスナックを手に取り、反対側の若井の口にあーん！と差し出す。素直に開いた口に放り込んでからチラッと見ると、ちゃんと皆がこちらを見ていた。あれ、りょうちゃん一瞬ムッとした顔してなかった？内心でほくそ笑んだ。

撮影が終わり、出演してくださったゲストと挨拶しているとりょうちゃんが私物のスマホをマネージャーから受け取ってパタパタと小走りでスタジオの隅に行くのが見えた。

…え、もしかして連絡先交換してない？

僅かに焦って挨拶を切り上げ、彼の方に向かう。りょうちゃんと向き合っていた男性が俺に気づいて顔を上げ、爽やかな笑みを浮かべた。

「お疲れ様でした」

「お疲れ様でした、ありがとうございました」

CM撮影で既に面識があるので、今日のお礼と感想のほかにも少し言葉を交わす。暫く3人で話した後、じゃあまた、と手を挙げて去っていく後ろ姿を見送ってからりょうちゃんを見る。

「いやぁ〜、めちゃくちゃカッコ良かったねぇ」

頰に片手を当ててのほほんとこちらに微笑みかける彼の腕を掴み、無言で楽屋まで引っ張って行く。

「え、元貴？どうしたの？」

楽屋にりょうちゃんを押し込み、後ろ手で鍵を閉める。

「さっき連絡先交換してなかった？」

「あ、うん、したよ〜！お酒の話で盛り上がったから、機会があったら一緒に飲みましょうって言ってくださってー」

腕を伸ばして後頭部を引き寄せ、にこにこと話す愛らしくも憎らしい唇を塞ぐ。

少し開いていた隙間から舌を滑り込ませ、見つけた彼の舌を絡めて吸い上げる。

「ん！む……ッ…ふ、ぅ………」

驚いた様子の彼には構わず、アルコールの香りと苦味のある口内を水音をたてて味わう。

しばらく身を任せていた彼がはっと身を固くして俺の胸を押す。少しだけ唇を離してやり、問いかけた。

「…なに」

「なにって、こっちのセリフ！突然なんなの！」

胸を押す腕にぐぐぐっと力を入れて俺との距離を開けると怒ったように言って、しっとりと濡れて色づいた唇をムン、と引き結ぶ。

「…他の男をカッコイイなんて褒めて、連絡先まで交換してる恋人を見た俺の気持ち考えてごらん？」

怒りたいのはこっちなんだけど。

俺の温度を無くした眼差しに気付き、途端に狼狽えるりょうちゃんを眺める。しばらくオロオロと目線を彷徨わせた後、ハッと俺の顔を見た。

「…ッ元貴だって！」

「ん？」

なんだ、反論できるなら聞いてやろう。

「さっき若井といちゃついてたクセに…！」

鬼の首を取ったように言う彼に、つい顔が緩んでしまう。俺が若井に絡みに行くといつも我関せずな顔をして全然気にしてませんってフリするくせに、やっぱり気にしてんじゃん。

可愛い事を言う彼に、怒りを継続できなくなる。

「りょうちゃんもあーんってして欲しかった？」

「そーいうことじゃないけどー！」

撮影してる時にするわけないじゃん。りょうちゃんのそんな無防備な顔、他のヤツに見せるかよ。とは言わずににっこりと微笑んでおく。

「とりあえず、何か連絡が来たら俺にも教えなね。絶対に1人で勝手に飲みに行ったら駄目だからね？」

「えぇ…だって既婚者でしょ？お子さんもいらっしゃるよね確か…」

「そんなん関係ないの。貴方危ないんだから。ほんと頼むよ？」

「………はぁい」

しぶしぶという風に頷く恋人の頰にちゅっとキスをして、そういえば、と思い出す。

振り返って鍵を開け、扉をひらくと若井が立っていた。

「お前ら……俺を締め出すなー！！！道ゆく人たちに、めっちゃ不審な目で見られただろが！！！」

若井の大きな声と俺の笑い声が廊下に響いたのだった。

ハッピーで豪華な今年最後のMVでしたね🥰

可愛い可愛いピンクのうさぎさんを差し置いて、ダンディな俳優さんのコミカルな動きに視線を持っていかれてしまったのは私だけではないと信じています🤣

最後の乾杯シーンで俳優さんとりょうちゃんとの体格差とか雰囲気がドキッとしたので殴り書きました、、連日の妄想すみません🙃

インライも可愛かったし💙💛供給過多で有り難い1日でした〜🙏✨✨

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きぃさん、今日もありがとうございます🥹💕 私もあのМＶでダンディな俳優さんと💛ちゃんの雰囲気に同じようにドキっとして、♥️くんヤキモチやいてるかも🤭と妄想族してたので、このお話、めちゃくちゃ嬉しかったです🤝💕 💛ちゃんの🐰NEWバージョン、可愛いすぎました🤤 なのに最後はサラサラストレート💛ちゃん❣️ ギャップにもやられちゃいました🤭

いやあ〜、最高です❣️❤️💛 きぃさんの勢いでここまで高クオリティを書き出す素晴らしさ、そして甘い甘いもりょき、非常に助かりました❣️（？）もう、最近もとぱ供給ばっかりで、裏側のもりょきを妄想しないとやってられない状況だったので、本当に本当にありがとうございます😭✨ 俳優さんは涼ちゃんに甘い笑顔を向けてるし、MV最高でしたね😊💛 最後に締め出されてる若井さん落ちまで完璧でした、笑っちゃった🤣

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