♥️side
りょうちゃんが目を覚ましてくれて本当にに良かった。医師が病室から出てきて言った。「もう意識はあります、大丈夫です」それを聞いて僕と若井は急いでりょうちゃんのもとに行った。まだ眠っていたけど手はかすかに動いていた。
♥️「りょうちゃん!(体を軽く叩く)」
💛「ん、(ゆっくり目を開ける)」
💙「りょうちゃん!分かる?!元貴と若井だよ、」
💙「良かった本当に良かった(涙)」
♥️「りょうちゃんーー(抱きつく)」
僕はりょうちゃんの胸の中に抱きつく。君のその柔らかい優しい匂いに包まれるのがとても嬉しかった。りょうちゃんはびっくりした表情で僕たちを見た。
💙「りょうちゃん、体痛くない?やく2ヶ月も
眠ってたんだよ」
するとりょうちゃんはびっくりした様子をみせた。寝ていた体制から上半身をいきなり起こした。
♥️「ちょっと待って、まだ寝てなきゃ。傷口が開いちゃうよ!、」
りょうちゃんほ慌てた様子だった。明らかに落ち着きがない。すると弱々しい声でしゃべり始めた。それは僕たちが予想していなかった言葉だった
💛「なんで助けたの?(小声)」
💙「え?りょうちゃん、なんて言ったの 」
💛「なんで助けたの!!」
♥️「どうしたの?落ち着いて」
💛「僕は死にたくて自殺したんだよ…。もう耐えられないと思って、この世にいらないと思って、カヒユ、ゲホゴホ それにミセスの僕は必要ない!!ふたりで十分!僕はこれまでふたりの行動を見て判断した、 ゲホゴホ それなのになんで、カヒゥ、カヒゥ 助けたの?!(過呼吸) 」
君のその必死さにその気持ちは本当だと分かる。震える声で振り絞って言っている。若井も唖然として言葉が出ないみたい。それが本当の君なの?今までの君は仮のすがただったの?ずっとそんなに悩んでいたの?苦しんでいたの?かける言葉がない。僕たちを怖がっている君になんて声をかければ君は希望をもてるの?
💙「りょうちゃん、まず落ち着いて
(背中を擦ろうとする )」
パシッて(手を払いのける)
💛「僕に触らないで!!」
♥️「大丈夫だよ…。何もしないから」
💛「やだ、!ハァハァ、 ゲホゴホ(涙)」
騒ぎを聞きつけた医師たちが僕らの元へ来た。りょうちゃんを安心させるために僕らは一旦病室から出た。なんでだろう?何ご君を怖がらせているのだろう?10年作って来た関係、絆が壊れた気がした。しばらくすると医師が出てきた。軽い診断をしたらしく僕たちに告げた。
「藤澤さんはパニックを起こして過呼吸になってしまったそうです。それに今までの自傷行為からすると、恐らく鬱病の可能性が高いです。」
💙「鬱病…。」
医師「はい、治療方法は一番慣れている自宅療養がいいのですがこれは誰かがサポートをしないといけません。そのような人物はいますか?もし、いなければ病院で…」
💙❤️「僕たちがやります!!」
ふたりの声が重なった時、僕たちは顔を合わせた。若井も同様迷いはなかった。りょうちゃんとまた楽しく活動して音楽を奏でたい!りょうちゃんとやっていきたいその強い気持ちが決意きした証拠だ。
医師「そうですか(ニコ😊)では、何点か注意事項があるので良くお聞きください。」
それから1週間がたったのだろうか、退院の日が来た。あれからというもの君は口を開いてくれなくなった。話しかけても窓の外を見てまたあの儚い顔をしている。目に光がない。生きる希望を失ってしまったのか、それとも何が邪魔して思いが伝えられないのか。
受付を終えると看護師に支えられながらゆっくりと歩いて車に乗り込む。若井は運転し僕はりょうちゃんの隣に座る。無言の、空間に背筋が凍る。景色を見ているりょうちゃんの手そっと優しく握るが、握り替えしてくれない。僕は誓ったんだ。その冷たい指が握り返しえくれるまで、3人でまた音楽を奏でられるようになるまで君を支えるよ…。なんでかって?僕らは
BFFだからさ
コメント
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わぁあ… すごく切なくて悲しいです… めちゃくちゃ視界が霞んでる。。。 若井さんと大森さん、涼ちゃんのこと助けてあげれるといいなぁ… 続きすごく楽しみしてます!