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実は私、血が大好物です!
第七話:血がうまいって、誰が言った
【場面:東京】
平和なはずの日本、朝8時
日本はとある場所に駆け込んでいた
「っ、ここならっ、ここならッ……!!」
彼が息を切らしながら駆け込んだ先は――
\\献血ルーム 新宿東口//
「ここで!合法的に!血を!抜いて!!落ち着こう!!!」
※なお、日本は“血を抜かれること”にも若干興奮してしまう体質です(詰)
受付の女性「えっと、日本さん……今日で6日連続なんですが……」
日本「い、いいんです!!ちょっと…落ち着きたいだけでっっ……」
\\ガラッ//
「……おや、やっぱりここでしたか」
入ってきたのは――イギリス
「っっ!?な、なぜここがっ……!!」
「君が“静かに興奮できる場所”って聞いたら、ここしかないだろう?」
「変態って意味じゃないよ、うん、変態って意味だけど」
日本「帰ってください!!!!!」
その後を追って、スーツ姿のガチムチが入ってくる
「失礼する、日本」
ド イ ツ だ
「先日、アメリカが“日本の血はすごい”と発言していた。
この目で、いや、この“舌”で確認させてくれ」
日本「いや舌!?!?確認方法おかしいです!!!」
【修羅場発生@献血ルーム】
・イギリス:口では煽りながら耳舐め
・ドイツ:ガチで首筋に顔を寄せて匂い確認→一言「芳醇だ」
・日本:顔真っ赤で脱げかけたシャツ押さえながら絶叫
「ちょ、やめっ、もうっっっ!吸血は!病院の外でやってくださいッ!!」
そして――
【スマホに届くメッセージ】
「やぁ日本!聞いたよ、君の血が甘いって。
今度、砂漠の宮殿で会わない?」
サウジアラビア参戦!?
“吸血者台詞”
・「血の香りで立ちくらみしたのは君が初めてだ(ドイツ)」
・「あまりの甘さに紅茶がいらないね(イギリス)」
・「輸血より、直接舐めた方が好きだよ(フランス・既出)」
🧠次回予告🧠
第八話「逃げ場は砂漠にはない」
・サウジの王子、吸血癖あり
・日本、金の檻に監禁されかける
・アメリカ&中国、ラクダで砂漠突撃(物理)