テラーノベル
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「ふー。来たぜアメリカ」
そう、私は今、アメリカに来ていた。
「長期任務ですか」
「ああ、最近海外で等級が高い呪霊の目撃、怪奇現象が出ている」
「りょーかいです」
任務も兼ねてアメリカに留学することになった。
【へーい、私アメリカ行ってくる】
【え?!なんで??!!】
【留学か?】
【そー】
【気をつけて行ってこいよ】
【気をつけてね】
2人は空港に見送りに来てくれた。悟と硝子も来たいと言っていたが、残念ながら任務と被ったそうだ。
「気をつけてね」
「死ぬなよ」
「え、なに、私、戦争にでも行くの??」
「変な男に捕まるなよ」
「ほんとに!!」
「わーってるよ。じゃあ行ってくる」
「「行ってらっしゃい」」
「hello.i’m serina.nice to meet you.」
「「「nice to meet you too!!」」」
ないすとゅーみーちゅーするつもりはない。適当にこなしてさっさと日本帰ろ。
「ふっ、よろしくするつもりなんてなさそうだな」
「ん?ああ、バレた?」
「ああ、目は口ほどに物を言うと言うからな」
「サングラスで見えてないでしょ」
「まあな…俺は赤井秀一。よろしくな」
「んあ、まー、よろしく」
*️⃣赤井は年齢差的に大学を卒業してるとは思いますがご都合展開お願いします。
「秀一は日本人か?」
「日本とイギリスのミックスだ」
「へえ」
「そういう芹那はどこのミックスだ?」
「純ジャパよ」
「じゃあブリーチにカラコンか?」
「どっちも素」
「へえ、珍しいな」
「まあね」
任務をこなしながら大学に通う日々。日本にいた時とそう変わらない。ただ、秀一と一緒にいることが多くなった。秀一といるのは気が楽だ。
「芹那。俺とばかり居ていいのか?」
「秀一といると気が楽だ」
「そうか、それは嬉しいな。」
「そういう秀一も私とばっかいるじゃん」
「芹那といるのは気が楽だからな」
「一緒じゃん。そだ。秀一、秀一はさ、なんでそんなに頑張れるの?」
「なりたいものがあるんだ」
「何?」
「…あまり大っぴらに言えないんだが」
「だいじょーぶ、誰にも言わんよ」
「fbiに入りたいんだ」
「いいじゃん、かっこいい」
「そういう君は?」
「私は日本に戻ったら警察になるつもりだ」
「一緒だな」
「ふふ、一緒だね」
「…ああ」
「お邪魔しマース」
「ああ、入ってくれ」
今日は秀一の家で飲み会だ。会と言っても2人だけだが。沢山話し結構飲んだ。
「んー、いい気分ー」
「…芹那」
「んー?」
「お前、俺以外の前で飲むなよ?」
「えー?なんでー?」
「はあー…」
私は気分が良く、秀一に抱きつきながら映画を見ている。
「俺はな、好いた女に抱きつかれて何もしないほど、紳士では無いからな」
「…え?んんっ、」
キスされた。
「ん、ふあ…」
「っ、」
私達はベッドになだれ込んだ。
意外と任務は長引き、1年ほどアメリカにいた。今日は帰国の日だ。
「お見送りありがと」
「ああ…最後までお前は俺のものにはなってくれなかったな」
「ふふ」
「君はまるで気まぐれな猫だよ」
「そんな私が好きなんでしょ?」
「悔しいがな」
「ふふ、じゃあね。また会おう」
「またな」
こうして長期任務、留学を終えた。
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