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注意

不謹慎かもしれません。

ただただアメリカと日帝がイチャイチャするだけです。

プラトニックと言いつつやることやってます。文面がプラトニックなだけ。

R18なシーンはない。そこのエロガキ、残念だったね。

書き上げてみたらシーンはなくとも大分不健全でした。そこのエロガキ、ちょっと喜んでいいぞ。

あと読んでてむず痒くなるほど甘ったるいので、バカップルしてるので。お口直しの準備をしててください。

以上の要素が大丈夫な方はどうぞ!











日帝「やってしまった……。」

クリスマスから2日後、27日の朝。

隣で眠る恋人の首筋にはキスマークが散らばっている。

2人分の体温が籠もるベッドの中で日帝は昨夜のそれを深く後悔するのだった。


クリスマス、聖なる夜に愛する人と二人で過ごしたい、なんてのはアメリカのみならず世界中の者の夢の一つだが、それを断ったのは彼の恋人である日帝だ。

別にそいつと恋人らしいことをするのが気恥ずかしかったからではなく、クリスマスがキリスト教圏の国々にとって重要な行事だと認識しているが故。

西洋の文化に関してはそれなりに知見を広めていたつもりだが、宗教に関してはいかんせん他ほど詳しくないのだ。

それにクリスマスは家族で集まる行事だとはなんとなく知っている。ならば変に自分が首を突っ込むより彼の実家であるイギリス家に任せる方が良い。

というわけでクリスマスイブと当日はお互いそれぞれの家族と過ごすとし、26日に埋め合わせとしてクリスマスデートをすることになっていたのだ。

…結果から言うと、恥ずかしながらそこで舞い上がりすぎてしまったというのが事実だろう。

クリスマスイブの夜、恋人つなぎで街を闊歩するカップルらを見て、「私の隣にも米国がいたらなぁ」なんて考えてしまったのが悔しかった故に。

当日の夜、にゃぽんから貰ったクリスマスケーキをうっかり二等分してしまい、その片割れを今も冷蔵庫にキープしてしまっているのがなんだか癪な故に。

……要は「クリスマスで感じた寂しさなど今日のデートで埋めてしまえ!」だなんて柄ではないことを考えてしまったためについ寝所でも盛り上がりすぎてしまったというのが事の顛末だ。

行為の最中はおろか、その前後にまでも思い出すだけで恐ろしいことを口走ってしまったのはまぁまだ許容範囲だ。別に今回がはじめてな訳では無いし。

ならば自分から腰を………あぁ、やめておこう。どうせそれも今回がはじめてではないし、死ぬほど恥ずかしいとて米国以外の誰に見られる訳でもない。

では、つい雰囲気に乗せられてアメリカの首筋に着けてしまったキスマークはどうだろうか?

そう。それが一番いけない。一番に後悔するべき所業なのだ。

米国は恋人からのキスマークを律儀に隠すような男ではない。

いや、むしろ周囲に見せつけることだろう。そうに決まっている。

しかし、そんなことをしでかしてみれば周りの奴らから「昨晩はお楽しみだったんだなぁ」と思われてしまうのは避けられない。

そして、だ。私と米国が付き合っていることを知っている奴に見られてしまった場合、そいつの脳内にはきっと私たちの濃厚な絡みがありありと映し出されることだろう

一糸まとわぬ姿で抱きつき合い…ああいやだいやだ。そもそも昨日は上半身着たままで………そんなことはどうでもいい。

ともかくそんなことは想像されたくないし、セクシー方面でなくとも「仲良いカップル」とも思われたくない。

更に言うなら、私は元来キスマークなんぞ付けるような性分ではない。

付けてと言われたとはいえうっかり付けてしまうほど米国に心を開いていることも誰にだって悟られたくないのだ。もちろん本人にも。

それに私だって大量のキスマークを付けられているのだ。いつもはハイネックやらで隠しているが、隣にキスマークだらけのこいつがいたなら直接見せずとも察されてしまう。

はて、どうしたものだろうか。

気づけば米国のスマホがアラームを鳴らしいてる。もうそんな時間だったか。

アメリカ「んーー、おはよう日帝、メリークリスマス。」

日帝「今日はクリスマスではないぞ。寝ぼけているのか?」

アメリカ「いいじゃん、言いたかったの。…ハグしていい?」

「いい」と言わずともずるだろうお前は。まぁ今日はささやかなクリスマスプレゼントの意で「YES」を取ってやるか。

無言で手を広げ、受け入れる体勢を示す。プレゼントなのだから、普段は絶対してやるまい。

アメリカ「エロいな、2回戦始めていい?」

なんでだよ、抱擁しろよ。いやされたいわけでは断じてないのだけれども。

アメリカ「……ちょっと洗面所行って心落ち着けてくるわ。」

日帝「そうしてこい。昨日のペースでされたら私の方が限界だ。」

アメリカ「……それって筋肉が、だよね?」

日帝「当たり前だ、それ以外に何がある?」

アメリカ「いちいち煽るような物言いを………いや、自覚ないんだった。」

何を言ってるんだこやつは、そんなの貴様の思考が助平なだけだ。

日帝「っというか、早く洗面所行って頭冷やしてこい!」

アメリカ「はいはーい♪」

それにしても今日は随分と冷える朝だな。台所まで行くのが億劫だ。

朝一番に床に足をつけた時の冷たさたるや、考えただけで身震いしてしまう。

戦場であればこんなもの我慢できていたはずなのに、家だとどうしてこうなってしまうのだろう…

アメリカ「日帝ちゃん♡」

日帝「おわ!?も、もう戻ってきたのか…?」

アメリカ「いやぁ、俺のカラダをこんなに情熱的に求めてくれてただなんて。

こんなの見せられたらせずには居られないよね?2回戦♡」

……あぁ、こっちの危険性を忘れていた。


今月8回目の拳がアメリカの顔面にめり込んでから数時間後、彼は1日ぶりの実家に忘れ物を取りに戻ってきた。

実は昨日から連絡は来ていたのだがせっかくのクリスマスデートなので無視を決め込んでいたのだ。

本来なら今日も一日中恋人とイチャイチャしていたかったのだが、この首筋についたマークを誰でもいいから自慢したかったがために来てやったのだ。

イギリス「アメリカ、いくらお出かけが楽しいからといって親からの連絡を無視するのは如何なものでしょうか。」

アメリカ「あー、わりぃな。昨日は一日中電源切れてたんだわ。」

もちろん嘘だ。

イギリス「あなたはまたそういって…いや?」

何かに気づいたように推理中の探偵よろしく顎に手を当て考え込むイギリス。

イギリス「…貴方、浮気してますか?」

アメリカ「…はぁ?どういうことだよ。」

浮気?いやいや、自負できるほど日帝のことを溺愛している俺に限ってそんなこと!

イギリス「貴方は馬鹿ですが、大切なデート当日にスマホの充電を忘れるだなんてことはない。

でもそれが浮気なら説明がつく。昨今のスマートフォンには位置探索機能がついていますからね。浮気相手と行動している場合、電源を切ってそれを不能にすることが必須…。」

アメリカ「………………。」

イギリス「おかしいと思ってたんですよ…。貴方が日帝さんより家族との時間を大切にするはずないですもの。失礼ながら「ちょっと冷めてるのかな?」とは考えさせていただきましたよ。」

アメリカ「…あのなぁ、推理小説の読み過ぎだぞ?俺が日帝ちゃんに本気で冷めると思ってんのか?」

イギリス「…話はまだ終わってませんよ。一番の証拠はそのキスマーク!」

アメリカ「は!?これ!?」

イギリス「私の目を誤魔化せると思ってたんですか?記憶力の悪い貴方は覚えてないかもしれませんが私は日帝さんの元同盟国ですよ。彼がこんなに情熱的に貴方の肌を吸うとは思えない。」

アメリカ「いやいや普通に日帝ちゃんだぞ!確かに普段は素直じゃないけど昨日は…」

イギリス「言い訳は聞いてません。こんな子に育てた覚えはないのですけどね。日帝さんをまだ愛しているならさっさと白状なさい!」

アメリカ「まだって…。親父の年でホームズごっことかさすがに痛すぎるぜ…。証拠があれば納得してくれるか?」

あまりにもしつこすぎるので昨日撮った1日分の日帝の写真とツーショットを見せる。

最初は疑わしげに見ていたが、徐々に自分の間違いに気づいていく。

イギリス「あ、あれー。……ッゴホンッ……、まぁ、浮気をしていないならそれに越したことなんてないんですよ、あーよかったよかった!」

アメリカ「へっw親父顔真っ赤じゃねぇか。無駄にプライド高ぇからモテねぇんだよ。来年のクリスマスは親父も恋人作れてるといいなーw」

イギリス「う、うるさいですね…。しっかしまぁ……」

アメリカ「な、なんだよジロジロ見て。」

イギリス「いえいえ、日帝さんも男性なのだなぁ…と。」

アメリカ「?」

イギリス「今までどこか少し麗人らしい印象のある方でしたから。とりわけ戦後…貴方の恋人になってから、ね。」

アメリカ「どういう意味だ。新手の皮肉か?」

イギリス「そんなものではありません。ただ…ふふ、その手の欲のなさそうな彼がそんなふうに情熱的に貴方を抱くとは思えなかったものですから。」

アメリカ「抱っ………………!?」

やっとイギリスの言っていることが分かったアメリカの顔面はみるみる真っ赤に染まっていく。

アメリカ「ち、違ぇよ!!昨晩はちゃんと俺が抱いたし!それに抱かれる側だって付けれるだろキスマークくらい!」

イギリス「昨晩“は”、ねぇ。まるで他の日にはしたみたいな物言いじゃないですか。」

アメリカ「うるっせぇな!そんなに息子の性事情が気になるのかよ!?」

イギリス「いえ、どちらかと言うと日帝さんの方が興味深いですね。普段清純そうな方ほど秘めたる部分を覗きたくなるものです。」

アメリカ「……日帝に手ぇ出そうもんなら、墓場送り程度じゃ済まさねぇぞ。」

イギリス「わかってますよ。というか、息子の後釜なんて嫌に決まっているでしょう。

それに、どちらがトップだとか関係なく、彼は存外貴方を愛しているみたいですし…。親としては嬉しい限りですよ。」

アメリカ「…クソ親父のクセにこういうときだけ親ぶるのやめろ。………はぁ、そろそろ帰るからな。」

イギリス「あぁ、待ってください。」

イギリスはいくつか壁にかけてあるマフラーのうち一つをアメリカに差し出した。

イギリス「そういうの、あまりむやみに見せるのはよくないかと。少なくとも彼にとっての紳士でいたいならね。」

アメリカ「……ッ余計な御世話だ!!」

乱暴に玄関ドアを閉め、はぁ、と大きなため息をつく。

紳士でいたいなら、なんていうが、どう考えても息子と元同盟国との行為を詮索しようとする方が紳士らしくないだろ。

しかも息子の恋人に「興味深い」だって!!またこの手の過ぎた冗談を言ってみろ。51番目の州にしてやるからな!

それに日帝ちゃんの可愛い致し姿を勝手に妄想しないでいただきたい。乱れきった姿よか抱いてる時のがマシかも知れないが、それでも日帝ちゃんのエッチな姿を堪能できるのは俺だけだ。

そう考えりゃたまには抱かれてみるのも悪くないかもしれない。今夜は朝できなかったリベンジで思いっきり抱き潰してやろうと考えていたが、予定変更か。

手持ち無沙汰にマフラーのほつれをいじりつつ、誘い文句を考えながらアメリカは帰路についた。


アメリカ「やっちまったぁ…。」

クリスマスから3日後、28日の朝。

しわくちゃのベッドの中では、疲れ切った恋人が力尽きたように眠っている。


…俺は悪くないんだ。日帝ちゃんがお誘いに気づかないのが悪いんだし。

いつまでも手出してこないからこっちの方から押し倒して乗っちゃっただけだし。

そんでいつまでたってもされるがままだからむかついてついやりすぎちゃっただけだし。せめて一回くらい押し倒し返して欲しかったけど。

……いや、考えてみりゃあこんな大男が誘うみたいな仕草したところで気色悪いだけか。日帝ちゃんと違って可愛くないんだし。

キスマつけられたからって調子乗っちゃったかなぁ…。

日帝「おは、よう。」

アメリカ「あっ…、」

日帝「すまんな、起き上がれな、いっ…。」

アメリカ「すまんな…、ちょっと張り切りすぎちゃったっていうか…。キモかったよね、いきなりああいうこと、するとか…。あんなの、気の迷いだから…。」

そう、気の迷いだ。もうこんなこと二度としないと釈明しなければ。

日帝「………気持ち悪いとは思っていない。」

アメリカ「!」

良かった。引かれてはないみたいだ。

日帝「……むしろ、……かわいかったっていうか……?あまりにもかわいくてどう対応すれば良いか分からなかったというか……。」

アメリカ「…………………へ、」

日帝「誘われていることに気づいてはいたのだからな…?次はちゃんとリードしてみせるから意気地なしだと思わないでくれ。」

困ったなぁ。可愛いなんて言われ慣れてないからどう返せばいいか分かんないや。

アメリカ「…きょ、今日はやけに素直じゃん。いつもそうだったら良いのになぁ。」

日帝「そういう貴様は随分と素直じゃないな。どうした?」

…………へぇ、昨日自分がトップだったからって生意気な口を叩いちゃって。

やっぱり日帝ちゃんは俺のこと愛するより俺に愛される方が似合ってるみたいだ。

アメリカ「良いぜ?そんなに言うなら素直になってあげる。今夜は覚悟しててね?」

日帝「……………………………は、はい。」



あぁ、こんなことになるならやっぱりキスマークなんて付けない方が良かったじゃないか!
















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コメント

1

ユーザー

す、素敵すぎます😭😭 下になろうと試みるも見事に打ち砕かされ、最終的には元に戻るのが「まだまだ若いアメリカ合衆国」を感じました💕💕

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