最 終 話
ーA高sideー
ピピピピッ ピピピピッ
深澤
『ん……朝…、』
佐久間
『ん~……、いよいよかぁ…』
深澤
『とりあえず準備しよっか、』
佐久間
『そうだね。』
佐久間
『俺ちゃんと笑っていられるかなぁ……』
深澤
『大丈夫だよ、昨日あれほど死んだ顔してたんだし笑』
佐久間
『うるせ!!笑 …ってか翔太は?』
深澤
『脱衣場だよ。ほら、笑顔の練習してるって。』
佐久間
『あーw』
俺たちは昨日の夜、3人だけのある約束をした。
それは、
“ 明日は絶対に笑顔で彼氏組を送り出すこと ”
ほら、泣いてるばかりじゃつまらないじゃん?
辛気くさいのもなんか嫌だし笑
やっぱ笑うのが1番!ってことで俺らのなかで決めたんだよね。
深澤
『今何時?』
佐久間
『んーとね、7時50分。8時20分に出発だから、そろそろロビーで待ってようよ。』
深澤
『おっけー。翔太、そろそろ行くぞ~?』
シーン
佐久間
『およ?翔太ー??』
渡辺
『…ういっす。( o̴̶̷᷄ ˍo̴̶̷̥᷅)ウルウル』
佐久間
『え!?おまっ、何で泣いてんの???笑』
渡辺
『…グズッ うるせーよ…』
佐久間
『もらい泣きするからやめろよぉ…(o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅)ウルウル』
深澤
『おい佐久間まで…、、、』
お互い慰め合って、
自分達の目が腫れた顔を見ては笑い合って。
でも心なしか悲しい気持ちにならないのは、きっと後悔していないから。
だって俺らはアイツらのことが大好きだもん。
渡辺
『お前泣かないの強すぎだろ…』
深澤
『俺は泣かないって決めてんの!
照を笑顔で送り出すのが俺の目標だから!』
佐久間
『さすが深澤パネぇ…』
深澤
『なんだよそれっ笑 ……よし、行くか…っ』
渡辺
『おう。』
佐久間
『よっしゃーっ!!』
ーB高sideー
宮舘
『後10分だよ。』
岩本
『りょーかい。ふっか達遅いね…、』
宮舘
『うん…。』
阿部
『大丈夫だよ。きっと来てくれるからっ』
岩本
『…だな。』
宮舘
『そうだね。』
『『『おーーーいっ!!!』』』
岩本&阿部&宮舘
『『『 !! 』』』
佐久間
『みんな~!!!((手振))』
遠くから大きな声がすると思ったら、3人が元気に手を振って走ってきていた。
いつも通りでなんか安心。笑
阿部
『遅かったねぇ、もしかして寝坊ー………っ、』
佐久間
『そ、そうそう!翔太がさぁ…』
渡辺
『いや佐久間だから!あと深澤も!』
深澤
『俺は関係ねーしっ!笑』
阿部
『…………』
そうやって言い合いをする彼らの目は少し腫れていて。
とても申し訳ない気持ちになると同時に離したくない気持ちがより一層強くなった気がした。
深澤
『へへっ、まぁ色々あったってことで!笑』
佐久間
『そうそう!それに阿部ちゃんたちが帰るんだもん、楽しく送り出そうと思って…!』
阿部
『…そっか、、ありがとう。』
佐久間
『うん!』
先生
『B高校の生徒の皆さんは、各自荷物を持って外のバスに乗ってください。』
宮舘
『……そろそろ行かなきゃ、だね。』
深澤
『き、気を付けろよっ!』
岩本
『ふっかも、体調管理しっかりして元気でね。また東京で会おうな?』
深澤
『……うんっ。』
佐久間
『じゃーねー阿部ちゃーん!!またねー!!!!』
阿部
『佐久間も元気でね~!!!!』
宮舘
『じゃあね、翔太。』
渡辺
『おうっ。浮気とかしたら許さないからな…っ』
宮舘
『すると思う?笑』
渡辺
『……思わない…。』
宮舘
『ふふっ、また会おうね。』
次々と生徒たちがバスに乗っていく。
俺らは最後までふっか達に手を振り、バスに乗った。
阿部
『まだ手振ってるよ佐久間たち笑』
岩本
『……アイツらちゃんと笑顔だな…。』
宮舘
『…うん。翔太たちなりにちゃんと考えてくれたんだろうね。』
阿部
『どこまでも可愛いよ、本当に。』
岩本
『(………あれ?)』
ふっかの方を見ると何か口パクで言っていて。
岩本
『なにっ、聞こえない…っ』
深澤
『 □ □ □ □ □ 。』
岩本
『ちょ、待って!』
何を言っているのか分からないままバスは走り出してしまって。
岩本
『…マジか……』
阿部
『、?照?』
岩本
『…ううん。何でもない笑』
そうして俺たちB高はホテルを出ていった。
渡辺
『…はぁ、行ったな…』
佐久間
『だね~…次会うのはいつになるかなぁ…』
渡辺
『すぐ会えるっての。笑 んじゃ、部屋戻るか……』
深澤
『はーいっ』
あーあ。
次会える日が待ち遠しいな。
佐久間
『いやぁ、そんなこともありましたぁ~』
深澤
『何昔のことみたいに語ってんの、昨日のことだけど、笑』
渡辺
『やっと東京に帰れるって思うけどまだ帰りたくないってのもある。』
深澤&佐久間
『『分かる!!』』
深澤
『俺多分こんなに楽しかった修学旅行無いと思う。』
渡辺
『俺も。』
佐久間
『…また東京に帰ったら、阿部ちゃんたちに会いたいな…っ』
渡辺
『会えるっしょ。俺らの距離は遠くないし。』
佐久間
『心はいつもすぐそばにっ、なんつって笑』
渡辺
『……佐久間クサい』
佐久間
『なんだと!?』
深澤
『ふふっ、………だな。』
3日間のなかで俺たちは、
運命の人と出会い、愛を誓い、
そして別れを体験し。
俺らが恋した3日間は、
きっと世界中の誰よりも、素敵な3日間だと、
胸を張って言えるよ。
―――――――――――――――――――――――――
【僕らが恋する3日間】を最後まで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました…!!
最終話まで投稿することができたのは皆さんのお陰です感謝しかないです🥺🥺🥺
実はまだ書き途中なんですけど、 After Story を考えていて、それはまた投稿するので是非そちらも見ていただけると嬉しいです。
After Storyでは、彼らの2年後を描いたお話になっています!
そしてあの時深澤くんが言った言葉も答えもそこで分かるので是非見てくださいね😊
最後まで読んでいただき
本当にありがとうございました!!
コメント
11件
最高すぎます😭💗 After story待ってます!!!
マジ主さんの作品神しかないじゃないですか!!!!? マジ最高でした!!after storyってどこで見れますか??ふっかが言った言葉すごい気になる! めっちゃ面白かったです!!次の作品も楽しみにしてます♡♡
Afterstoryって、どこで見れますか!!!?? めめこじだけ遠距離なのちょっと寂しい、、 この作品大好きです!! めっちゃおもしろかったです!!!