テラーノベル
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ゆめ様のコンテストです!
あと初ノベルです!可笑しい所が所々あると思いますが暖かく観ていて欲しいです!
説明、 .←は空白代わりですr←りも彡f←ふう彡、
本編スタート
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 俺の幼馴染のふうはやは小さい頃から静かだ
俺1人が喋って、ふうはやはたまに短く返す
それだけで会話は成り立っていたし、それが 当たり前だった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
r おはよふうはや!
.
f …はよ、
.
r テンション低くね?
.
f 朝だから
.
r 俺には?
.
f ….うっさい
笑いながら鞄を机に引っ掛けると、ふうはやは呆れたように小さく息を吐いた
ふうはやはあまり笑わない
でも、笑わないわけでもない
.
誰にでも愛想がタイプではないし、クラスでも目立つ方ではない
休み時間はずっと本を読んでいる事が多いし
自分から中心の輪に入るようなやつでもない
けど、俺の隣にはずっと居てくれる
.
f 髪の毛にゴミついてるよ
.
r え?どこに?
.
ゴミを取るために手を動かしたがどうも取れてないらしく
ふうはやの指先が一瞬だけ触れてすぐ離れた
.
f ん、はい
.
rあ、ありがと//
.
それだけ、
たったそれだけなのに心臓が少しうるさい
.
f どした?
.
rいや、別に
.
ふうはやは不思議そうに俺を見て、それ以上は何も言わずに本に視線を落とした
.
白くて綺麗な指が静かにページをめくる
.
こう言うとこだよなと思う
.
言葉は少ないくせに妙なとこで優しい
誰にでもそうするわけじゃないくせに本人は特別なことをしてる自覚がないみたいな顔をする
.
俺が眠そうにしていれば飴を置いてくし
雨が降ってればなんも言わずに傘にいれてくれる
俺が落ち込んでいる時は何も言わずにただ隣に居てくれる
.
そういうのをふうはやは多分何にも思っていない
.
昔からそうだから
幼馴染だから
ふうはやはこう言うやつだから
.
だから深く考えた事がなかった
.
m りもこんー、プリント回して
.
前の席のやつに呼ばれて適当に返事をしてプリントを受け取った
何も考えずに後ろを振り返って、ついでみたいにふうはやの机にプリントを置いた
.
r はいよ
f 、ありがと
.
ふうはやの無愛想な感じを見てふと思う
明日もこんなふうな日が来るんだろうな、と
.
俺がくだらない事を言って
ふうはやが呆れた顔をして
それでも少しだけ笑う
.
そういう、なんでもない日が
.
当たり前のように続くと思っていた
.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次の日またふうはやを迎えに行ったら
家の中が空っぽでとても暗かった、
.
理由が分からず、とりあえず学校に向かった
ふうはやがいると思ったからだ、
教室に入ってもいない、机と椅子は綺麗に残ってるのに、なぜだ?
w
「転校」そんな言葉がなん度も頭をよぎったが違うと信じてた、そうやってぼぉっとしているうち
に朝の HRが始まっていた、
.
担任の話になり 俺が今1番聞きたくない言葉を聞いてしまった
ふうはやが親の都合で「転校」したと、
.
俺は現実を受け止められなかった、いや、受け止めたくなかったんだ
.
授業が始まるとみんなが一斉に集中をする
そんな中俺は全く授業が頭に入らなかった
.
r あれ、?こんなに教室ってつめたかったけ?
クラスのやつ全員が俺の方を見る、
どうやら声に出してしまってたようだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昼休みになるとみんないつものように明るく見えた、けど、何かが足りない
.
俺は机に突っ伏して、ぼんやり目を閉じる
眠いと思った所でふと顔を上げた
.
いつもなら飴が置かれているはずだ
けど、何にもなかった
当たり前か、
.
今日はふうはやがいない
.
それだけのことなのに
胸の奥がじわじわ重くなる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
放課後俺はいつもの癖で振り返った
.
r 一緒に帰らーーー
.
俺はそこまで言って止まった
誰もいない
ふうはやの席は、朝からずっと空っぽのままだ
.
r 、、、、はっッ
自分でも分からないくらい乾いた笑いが漏れた
いないだけ、
そう、いないだけー、
.
たったそれだけなのに
何をするも楽しくない、
.
帰り道1人で歩く
.
昨日まで隣にいたはずなのに、
片側だけやけに広く感じて、落ち着かない
.
空を見上げると、鈍い色の雲が広がっていた
ぽつッと冷たいものが頬に落ちる
.
r うわ、ッマジか
急いでカバンを漁るが傘が見つからない
r ふうはや傘ーー
そうだいないんだった
いつもだったら、何も言わずに当たり前のように傘を差し出してくれる
f 『入る?』
の一言がどれだけ大切なのだろうか
.
雨が強くなる
俺は急いで軒下に駆け込む
そこで俺はどうしようもなく苦しくなった
.
そっか、ふうはやは俺の隣にずっと居てくれてたんだな
.
何も言わず、
当たり前のような顔をして
.
俺が気づかないような所
ずっと、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
卒業式の日
みんなが外で写真を撮ってる間
俺は1人、教室に戻る
.
春の風がカーテンを揺らして、
ふうはやがいた窓際の席だけ何故か輝いていて、静かに空いている
.
もう、誰も座らない席
もう、「おはよう」も帰ってこない席
.
そこで俺は、
ふうはやの机に触れて
会えなかった言葉を放つ
.
r 、、、、、好きだった、いや正しく言うと今も好きかな、
.
ずっと言えなかった言葉を、
今日初めて口にした
.
返事はない、
当然返事は帰ってこない
.
その時俺はふうはやの机にある手紙を見つけた
内容を見てみると
『本当は、俺もーー』
.
その続きはもう、
聞かなくてもわかる
.
俺は泣いて、
でも少しだけ笑う
.
遅すぎた事も、
戻らない事も、
全部痛いまま、
.
それでも、
この思いだけは無かったことにしたくなくて
.
俺は空っぽの机に向かって
もう一度だけ言う、
.
r 、、、、好きだよ、ふうはや
.
春の風が、返事みたいにカーテンを揺らした
さらに俺の心は苦しくなった、
.
俺は目元を拭って小さく息を吐いて
今度こそ教室をでる
.
もう振り返らなかった。
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