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その頃、城内の客間ではイギリスと江戸が話し合っていた。


イギリス「……江戸さん、顔色があまり優れませんね。大丈夫ですか?」


江戸「……はい」


イギリス「やはり不安ですか?」




江戸「はい、すみません」


イギリス「いいんですよ、正直私もうちの子が誰かの夫になるなんてまだ不安ですし……

でもできる限り日帝さん達のサポートにも尽力しますし、何かあればすぐにそちらにもお知らせますから、どうかご安心下さい」


江戸「……ありがとうございます。

あの子はまだこちらのこと等はよく知らなかったり、何かと迷惑をかけてしまうかもしれませんが、とても努力家で自慢の子なんです……

あの子をよろしくお願いいたします」ぺこ


イギリス「…勿論ですよ。

それに、江戸さんもお暇ができたら遊びに来て下さいね。仕事以外で会うのはもう10数年ぶりなんですから」(*⌒‐⌒*)にこっ


江戸「……えぇ、そうさせていただきます」(*´∇`*)にこっ





その後、日帝が長く江戸を見送って江戸は帰っていった。

そして時間もそこそこなのでお互いの挨拶と会食は翌日に、ということでそれぞれ自室へと向かい、日帝はイギリスの妻フランスに案内されて自室へ向かった。


フランス「ここが今日から貴方のお部屋よ、部屋にあるものは自由に使っていいからね。

何かあった時はベッドの傍にあるベルをならしてね、メイドさんが来てくれるから。詳しい説明は明日させてもらうわね」


日帝「ご丁寧にありがとうございます」ぺこっ


フランス「いいのよ、じゃあまた明日ね。

おやすみなさい」(*⌒-⌒*)にこっ


日帝「はい、おやすみなさい」ぺこり







大きなドアから入ると、月明かりと机の上のランタンの灯りに照らされた広い部屋が視界に拡がる。

窓の近くには、先に運ばれて来ていた鳶(とんび)の白梅が居て、こちらに気づくと「ピィッ…」と静かに鳴いた。


慣れない空間に緊張しながら足を踏み入れて行った。

見上げた天井は高くて、飾られたシャンデリアはクリスタルが月光を反射して仄かにとても美しく輝いていた。


日帝「………綺麗///……」✨


思わずそう口にして数分間、俺はその場で天井とシャンデリアを見上げていた。


そして今度はよく月明かりを通すレースのカーテンが引かれた窓際に向かった。

窓際はソファーの様なスペースがあって、いくつかクッションがあった。

そこに乗って、少し慎重にカーテンを引いて金縁の大きな窓を開いた。


その瞬間、外から涼しい夜風が吹いてきた。

そして街や近くの島と海の夜景と星空と満月の絶景が視界に飛び込んできた。


日帝「わぁ……✨」


空にも地上にも星空があるようで幻想的だった。


天気の良い夜は毎晩こんな景色が見られるのか……


そう思うととても嬉しくなった。



日帝「……あっ」


海の上に浮かぶいくつかの船の中の一番奥の位置に、見覚えのある船のシルエットがあった。

それはおそらく俺と父上が乗ってきたイギリス家の船だと思われる。



………きっと、父上が乗っているのだろう……


日帝「……………………」


そういえば、いつもは今頃布団に入る時間だがお祖父様方や空兄さん達や日本達はちゃんと寝ているだろうか……

特に日本達は……よく一緒に寝ているから、寂しがって眠れていないんじゃないだろうか………




………泣いていないだろうか……









日帝(そうだ……俺もそろそろ寝ないと、明日からは絶対に朝寝坊できない)


そうして俺は寝間着の着物を取り出し、着替えてランタンを消すと窓際の場所に横になった。


なんだか近くに立派な天蓋(てんがい)付きのベッドがあるが……これはきっとこの家の人であるメイドさん達……家来の方達が夜も同室で寝る時用のだろう…………そうでなかったとしても、クッションの料的にもきっと俺の寝床はこちらなのだろう。


そう思い、俺は体を丸めて眠りについた……









····翌日····




日帝「改めまして、先日よりアメリカ様の許嫁としてこちらに嫁がせていただきました日本家の現当主の子息、日帝です。

これからこちらの者としてうまくやっていけるよう精進致しますので、どうかよろしくお願いいたします」



朝食が運ばれて来る前に、日帝とイギリス家の自己紹介がされていた。


アメリカ「改めて、名前以外でオレのことを紹介させてもらうな

オレは次期当主で勉強中で、今回お前の夫になった者だ。

好物はジャンクフードとドーナツとカッコイイものな、これからよろしくな❗」


イギリス「あなたって人は……もう少し凛々しさを……」


アメリカ「夫婦なんだから正直でいなきゃだろ❓️」


イギリス「はぁ、全く……失礼、改めて

私は現当主のイギリスです。

お茶会が好きで、昔はよく貴方のお父上ともお茶を楽しんだり等、個人的にでしたが結構交流もありましたので、貴方とも仲良くできることを期待しております。

都合が合いましたら一緒にお茶でもしましょうね」


日帝「はい、ぁ……でも、まだこちらのお茶のマナー等がよくわからないので………練習させてもらったら是非ご一緒させてください……」💦


イギリス「あぁ!それなら私が直々に教えて差し上げます」


日帝「!、いいんですか?」


イギリス「勿論ですよ、他にもアメリカと都合がつかなかったりして困った時に相談したいことがあれば気軽に私にもご相談ください」にこっ


日帝「……、ありがとうございます//」にこっ


フランス「そして、私がイギリスの妻のフランスよ。

昨日お部屋まで案内したわよね、これからよろしくね。

好きな事は絵を描くことやお裁縫とお茶会よ、こちらの生活で困ったことやわからないことがあれば遠慮なく聞いてね」


日帝「はいっ、その節はありがとうございました!これからもよろしくお願いいたします」ぺこっ


フランス「えぇ」(*^▽^*)


カナダ「……そして、僕がアメリカ兄さんの弟でイギリス家の次男のカナダです。

趣味は狩猟とメープルシロップ作りです。

仲良くできると嬉しいです、これからよろしくお願いします」


日帝「(優しい声……)こちらこそ、よろしくお願いします 」



アメリカ「今日の朝食、カナダがこの日の為にって狩ってきてくれた鹿肉のステーキがでるんだぜ❗楽しみにしとけよ❗」


日帝「えっそうなのか?」


カナダ「ちょっ//兄さん!!それ言わなくていいって言ったでしょ❗///」


日帝「嬉しいです……楽しみにしてます❗///(朝からステーキなのはちょっと気になるけど……とても楽しみだ✨)」


カナダ「………ありがとうございます///」かぁぁ///


日帝「………フフッ(可愛い……///なんだか日本を思い出すなぁ……)」にこにこ


ニュージーランド「えっと、僕はカナダ兄さんの次の弟のニュージーランドです。

えっと……羊を飼ってます。

好きな食べ物はパイとキウイです。

よろしくお願いします」


日帝「はい、よろしくお願いします❗(羊も飼っているのかここ……飼育小屋の探索楽しみだなぁ)」


アメリカ「ハハッ、こいつは羊を数十匹飼ってるんだぜ❗

それにもう農業の事業に取り組んでるんだ」


日帝「もう事業に……凄いな………」


ニュージーランド「あははっ、暇な時は羊の世話をしてます。

僕が飼っている羊達の中には人懐っこいコもいるし皆可愛いから、気が向いたら遊びに来てください」


日帝「❗✨ぜひ❗///」ぱあぁぁ✨


アメリカ 「!///(可愛い……)」ドキッ


オーストラリア「それで、俺がオーストラリアです!

えっと……趣味は動物達と遊んだり観察することです。だからよくうちの飼育小屋の動物の世話をしてます!」


日帝「!」


アメリカ「日帝、動物好きなんじゃないか?」


日帝「うん……だからなんだか嬉しい//」


オーストラリア「❗、やっぱりそうなんだ❗あのアメリカ兄さんのスター君をほんの1分程度で手懐けたって聞いたから、もしかしたら日帝さんも沢山動物とふれ合ってきたんじゃないかって思ってたんです❗

これから仲良くしてください❗」✨


日帝「ふふっ、こちらこそ喜んで❗」


アメリカ「あぁそれと、一応知らせておくな。

オーストラリアは結構な数のアレルギー持ちなんだ。だから食べ物とかを贈る時とかは気をつけてくれ」


オーストラリア「主にナッツや小麦とかがダメなんだ……」


日帝「わかりました」こくっ





フランス「さて、じゃあ後は貴方の部屋とここでの生活とこの城の案内を教えないとね。

でもその前に、朝ごはんにしましょうか」👏パンパン


フランスさんが手をたたくと、数人のメイドさん達が朝食が乗った銀色のトレイを持ってきて自分達の目の前に並べてくれた。


キラキラと朝の日光を反射している銀のカラトリー達は植物の柄があしらわれた美しい代物で、職人がこれを作っている光景を想像すると楽しくなった。

本で読んだが、貴族の食器に銀が多いのは毒に反応するかららしい。

俺は家族含めて皆、昔から毒を少量づつ摂取してそれなりに毒に耐性があるが、ここに来た以上毒が入れられている可能性が高まっているのだから改めてこの食器達の様子に気をつけて食事をするようにしよう……


……それにしても………美味しそうな朝食だ✨

金縁に花柄が描かれた可愛らしい白いお皿には、まだ熱があるパンとこんがりと焼けた鹿肉のステーキと卵の入ったサラダが。

隣のお碗には、白い湯気を立てている優しい黄色をした コーンスープが並べられた。


日帝「………っ///✨」ごくりっ


アメリカ「ヘヘッ美味しそうだろ?(……可愛い!///)」


日帝「………////」こくり


アメリカ「まだこっちの作法慣れてないだろ?だからそんなに固くならずに食べてくれ」


日帝「あ、大丈夫だ。食事の作法ならここに嫁ぐと聞いた時から叩き込んできたから。

一番よく覚えておきたいって思ってて……」


アメリカ「!?、聞いた時からか!?頑張ってくれたんだな……」


日帝「………うん///(……優しい//)」


イギリス「……フフッ、お食事が大好きなんですね?」


日帝「ッ!!//////」ギクッッッ かあぁ////


フランス「あらやだこのコ可愛すぎて食べちゃいそう」(真顔)


日帝「!?!?!?!?///(汗)」



イギリス「…… …ゴホンッ、フランス、 」💧


アメリカ「………かあちゃん……」💧


フランス「やだっ!ごめんなさい、つい///」💦


日帝「?//、い、いえ///……」💦


イギリス「………それでは、食事を始めましょう」


全員「いただきます」





食後……



机の上の食器が全て片付けられると、フランスさんが嬉しそうな顔をして立ち上がった。


フランス「さて❗食事も済んだことだし、日帝さんにここの案内をしなくちゃね❗

まずは日帝さんのお部屋の説明をしないとね❗」


こちらへやって来て俺の手を握り、俺を立ち上がらせると俺の両手を包むように握って、興奮気味のキラキラとした眼差しで見つめられた。

こちらの人達はやはり人との距離が近すぎて、うまく慣れない……

そして、揺れる彼女の金髪が綺麗だ……


アメリカ「……なぁ~ずっと思ってたんだけど、案内はオレに任せてくれてよ~、オレも日帝を案内してぇよ~」


隣の席に居たアメリカが立ってそう言ったが、フランスさんは少し心外そうな顔をした。


フランス「なに言ってるのよ、女の子の部屋よ?旦那とはいえ男子がほいほい入って良い場所じゃないのよ?」



アメリカ「………え?」



フランス「え?」


日帝「……?」


イギリス·カナダ·ニュージーランド·オーストラリア「?」



アメリカ「……………ぇ………」


イギリス「なんですかその表情」


カナダ「どうしたの兄さん?」


イギリス「………あなたまさか……日帝さんが女性なのを今初めて知ったとかじゃないでしょうね????」



アメリカ「……………………………………………………………………」




………嘘だろ?


言ってなかったとはいえお前が指名した許嫁だぞ??


今初めて知ったと???


はぁあ????


ニュージーランド「ちょ、日帝さん固まっちゃった……」


イギリス「いや……アメリカ………これは流石に酷いですよ……」


フランス「アメリカ………あなた!💢」



アメリカ「ごめんなさい!!!!!」


アメリカはベタンとその場に土下座した。


まぁ……でも、


日帝「いや、でも、俺も髪は短髪だし、一人称は俺だし、服装もいつも男性っぽいし………だからその……頭を………(汗)」


フランス「いいえ日帝さん、これはダメよ!こんなに重要なことを……それに次期当主になる身としてこんなミスは……」


イギリス「アメリカ、この場に江戸さんが居ればあなた今頃サイコロステーキですよ……」


アメリカ「うぅ……」


日帝「あの……ホントに、俺は怒ってないし、全部アメリカが悪いって訳でもないし……ずっとそうされてるのも罪悪感が辛いので……(汗) 」





********************


ここからは、作者より少し謝罪をさせてもらいます。


まず、本作を読んでくださっている方々、本当に大変誠にありがとうございます!!!!

気まぐれや息抜きで始めた作品なので、正直ハートとか貰うことはないやろうなと思っていたのですが、沢山頂いてとても嬉しいです❗

本当にありがとうございますm(_ _)m


そして謝罪させていただきたいことなのですが……

アメ日帝のBLを求めていた方々、NLで申し訳ございません!!


本作の日帝さんは今回で判明した通り、男装気味な女性です。

失望させてしまっていたら大変誠に申し訳ございません!


又、この先本作を読むにあたって、もしつまらない思いをさせてしまったらごめんなさい!





皆様、目は疲れておりませんか?私が作る小説はよく五千や三千文字を越えることがあるので、疲れている方は健康の為にもしっかり休んでください( ・∀・)っ🍵


最後に、作者は少しでも皆様が面白い、楽しいと思える作品にしていこうと思っております。

最後まで書けるように頑張ります!(完結するか怪しいですが……)

改めて、読んでくださったり、ハートやコメントをくださった方々、本当にありがとうございますm(_ _)m


これからもよろしくお願いいたします❗


作者より


貴族の世界線のカントリーヒューマンズ

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