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深い…深いぞ君…
[2話]
出久が家を出て
1週間
連絡もなし
既読もなし
ヒーロー活動を
しているところさえ見かけない
さずがに
不安でいっぱいだった
轟)爆豪…?
轟)なんか元気ねぇぞ
轟)大丈夫か?
爆)…おう
轟)…また喧嘩か?
爆)ッ、
爆)気にすんな、さっさと行くぞ
轟)…おう
爆)…ただいま
爆)…
爆)ッ、…いねェ、か…笑
誰もいない家に帰りを告げ
荷物を自室に片しに行く
羽織を脱ぎ
ハンガーにかける
…ああ
これ、
出久と 初デートの時に
買ったヤツだ
自室を出て
キッチンへ足を運ぶ
足は重くて
鉛のようで。
手を洗い
冷蔵庫から材料を取り出す
ああ
作る気も
食べる気も
無くなっちまった
作ってやるヤツが
いねぇーから。
爆)…できた
簡単に作った
味噌汁と
こんがり焼いたさんまと
白米
自分の分と
ヤツの分を作り
テーブルへ運ぶ
椅子につき
手を合わせる
いつもヨダレを垂らすヤツは
目の先には
いない
爆)…ッ、いただきます
静かな部屋で食べる飯
ご飯を噛む音
さんまをつつき
皿に当たる箸の音
どれもいつも
気にしない音ばっかり
それを気にしてしまう
テレビはつけない
到底
そんな気分では無い
現在時刻は1時。
寝ずにヤツの帰りを待っていた
1週間という区切りいいところで
帰ってきてくれると
期待していたのが
馬鹿だった
1人静かに帰りを待って4時間。
気配も、なにも感じない
…1週間、だぞ
この4時間
何考えてたと思ってんだ
帰ってこなかったらどうしよう
既読すらつかないのは
やっぱり
嫌いになったから…?
めんどくさく…なったから?
…もし帰ってきても
別れよう、なんて
言われたらどうなるだろう
俺はそれに
耐えられるのだろうか
そんなこと
考えてたんだぜ…?
爆)ッ、…ッ”ポロポロ
我慢していたモノが
溢れてしまう
ただ単純で
はっきりした
俺の心配の一言だけで。
爆)ッ、…とっくに…冷めきっちまった
涙を袖で拭き
鼻をすすり
腫れた目の辺りに触れながら
キッチンへ
ラップを取りに行った
[雑談]
えーと、
最後は
バットエンドです。(?)
バットエンドにします全力で(?)
もう既にバットエンドじゃねえか
って思うでしょ。
もっとバットにして行きますよ(鬼)
…でも彼らからしたら
ハッピーエンドです
𖤐 ̖́-