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“いつのまにか俺は彼女を家族ではなく、1人の女性として見ていた…”《俺はシルバー。育ての親であるリリアに育てられ、マレウス様、親父殿、セベク、一緒に学園生活を送っている。彼女とは生まれた時あたりから家族同然に育った幼馴染。彼女が好きだと気づいたのは最近…》
ー歓迎会ー
〜ディアソムニア寮 談話室〜
シルバー「驚いた。まさかフィオナが入学するとは思わなかった」
フィオナ「私もだよ。おと、いやリリア様のおかげでね」
シルバー「そうか。お前も一緒で嬉しい」
フィオナ「…私もだよ、シルバーさん」
シルバー「ん?」
フィオナ「どうしたの?」
シルバー「いや呼び方変えたのだな」
フィオナ「あ、うん。たとえ家族で幼馴染でもシルバーさんは私より1つ歳上だから。なんかお兄ちゃんって言うのも変かなって」
シルバー「…そうか。フィオナの好きなようにするといい」
フィオナ「ありがとう」
《俺はこの時、何故かフィオナの呼び方に複雑な感じとお兄ちゃんと呼ばれないという不思議な安心感を持った》
〜ディアソムニア寮 談話室〜
シルバー「親父殿、少しいいですか?」
リリア「なんじゃ?」
シルバー「その相談したい事があって」
リリア「ほうほう。して、どんな内容じゃ?」
シルバー「…フィオナの事です」
リリア「フィオナ?何故?」
シルバー「実は俺への呼び方変わったんです。それが不思議で…」
リリア「なんと呼んでおるんじゃ?」
シルバー「…シルバーさんと呼ばれてます」
リリア「ほう」
シルバー「親父殿なら分かります。ただ、何故俺まで変えたのか…。親父殿、何か聞いてませんか?」
リリア「すまんが、聞いておらんのう」
シルバー「そうですか…」
《俺はその日から異様にフィオナの呼び方について気になり出した》
〜廊下〜
フィオナ「シルバーさん!」
シルバー「!フィオナ」
フィオナ「今から部活ですか?」
シルバー「ああ、一緒に行かないか?」
フィオナ「はい!」
《行動はいつもの彼女だ。でも、何故呼び方を変えたのか疑問が続く間に俺はとある思いが芽生えた》
〜外廊下〜
シルバー「!」(フィオナと、セベク?)
〜中庭〜
フィオナ「セベク!」
セベク「!フィオナ」
フィオナとセベクは楽しく話してる
〜外廊下〜
シルバー「!」(ズキン?…ああ、そうか…)
《俺はセベクに嫉妬したんだ。そして、俺はフィオナが好きと気づいた。家族としてじゃなく、1人の女性として。側にいたい、守りたい…》
“ああ、この気持ちはどうすれば良いんだろう…”
〜to be conteneu〜