テラーノベル
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人間の肉は牛すじと鶏肉を混ぜた食感がする
剃刀で引き裂いてみると淡く桜色に染まった白い肉が露出して、すぐに血液で埋まっていく
涎のような匂いがして口に入れると歯にくっついたり、うっすら鉄の味がして美味とは思えないが
腕を伝う先ほどまで体温を保ち循環していた冷たい血液がフローリングに落ちて白地に赤い斑点模様を織りなすその光景は私しか見ることのできない特別なショー
時折耳にするゲイやレズビアンという言葉
その中で私は一度もクラスメイトが発したバイセクシャルを直に聞いたことがない。なんでゲイやレズビアンは知っているのにバイセクシャルは知らないのだろうか、同性愛者などの総称を言えるのならばしっかり責任を持って言うべきなのに
男子がくっついておちゃらけている所を誰かが見てゲイだと言う、女子が隣り合ってお喋りしているだけで誰かがレズビアンだと言う、なら私はどうなるのだろうか。私は別に男子女子どちらでも好きにはなれるのだがそれをカミングアウトすると笑われる、襲われるぞと男女問わず私を茶化す、大丈夫だ私はクラスメイトを襲ったりしない。そう言うアホみたいな偏見や間違いを持った奴を襲うなど蠅を狙うアブのように私の網膜には映るから
私が人を痛めつけているのを見るのに抵抗がない、人聞きが悪いかも知れないけれど拷問されるのを漫画や本、小説で見たり動画や画像で見ていてもあまり恐怖を感じずに見ることができる
あたまがおかしいといわれるけれど、それはただ単に私がそう言うのを見て聞いて調べているから慣れているのであって、そんな事を言う奴には馴染みなどがないだけ。基本的に死については避けたがる人がいる。
いや、私がおかしいのも一理あるかも。小さい頃に拷問されている人の写真や絵を見てから、自由帳に狂ったように描き続けていたし人形を包丁で刺し殺す遊びも好んでいたから親や友達から見られている私は頭がおかしな子なのかも
リストカットは病みアピールとクラスの子が言っていた。それなら社会や医療からは健常者扱いされているけど心の中では悩んで悩んで苦しんでいる人がリストカットをしていても面と向かって言える事だろうか。リストカットは死にたい、消えたい気持ちを紛らわしてくれるひとつの手段でもある、本当ならばそんな死にたい思いが心に蓄積して自殺に走るけどリストカットをしたら血や強い痛みで我に帰る、そしてまだ生きたい、死にたくないと思えて自殺を踏みとどまらせている最後の切り札。そんな自傷手段を無理やり奪われるとどうなる?、答えは簡単、死ぬだけ。死ぬしか恐怖や不安感から逃れて無になる方法はない、だから無理に寿命を迎えて死ぬのもいいし、早めに死というものに触れてみるのもいい、無理強いはしないけれどこの苦しみは終わらせれる方法などいくらでもある自分の人生なんだから好きにすればいい、私からは何にもできないけれど
コメント
1件
うわ、これめっちゃ重くて刺さったわ……。 「人間の肉」の描写から始まる生々しさと、バイセクシャルに対する周囲の無理解、リストカットを「病みアピール」と切り捨てる空気への違和感、どれもリアルで胸がギュッてなった。 特に「死ぬしか逃れる方法はない」みたいな諦念と、「自分の人生だから好きにすればいい」って突き放すような冷たさの混ざり方が、読んでて息が詰まる感じ。 でも、そういう暗さをちゃんと詩として昇華してるところに、アサガオさんの表現力の強さを感じた。続きが気になる……。