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いつからだったか、俺の近くには女がいた
船橋藍
凛の中学校のときの同級生で、黒髪のロングヘアで活発 俺のことを何故かさん付けで呼ぶ
あいつは凛と一緒に行動していたからよく会ったし、登下校も一緒だったりもした
それから少しして藍から告白されたのでサッカーを第一優先にすることを条件に付き合うことになった
偶に日本に戻っても実家の方に帰るから文章でしか会話できねぇから会うとしても最後にあった日から三年は平気で経つ
これのどこが良いのかが俺には全くわからない
藍はよく口癖のように言う
【冴さんにはこれからもサッカーが生きがいであってほしい】
【冴さんの進みたい道を進んでね】
相変わらず我儘でジコチューだから戦場での愚痴やら独言に近い言葉を短文だが色々と送った
気を悪くすることもなく俺に対するフォローの言葉ばかり並べる藍に救われてたのかもしれない
甘えてる?、、そんなぬるいモンじゃねえ
そして空港で久しく会ったときのあの弾ける笑顔と俺を呼ぶ声でやっと確信した
俺だってこの胸の高鳴りくらい説明できる
無駄に多く早く打つ鼓動には不思議と苛立たなかった
ああ
藍に恋をした