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コメント
1件
家近いんだ!!!へえ!!! まっまさかこの展開もしやそういう関係に発展したり...?! もうそんなのあんなことやこんなこともできちゃうじゃないですかんへふすはす((( 続きめっちゃ気になります!!!首伸ばしまくって待ってます!!!!
・照月
・学園もの
「なあ、いいだろ?」
「や、やめてよ。」
最近クラスで問題が起こり始めてている。不良グループによるいじめだ。
ここ数日はそのことに気を回していたので、今日はどこかぼんやりした気分だ。
注意しないと、そう立ち上がろうとしたがフッと力が抜ける。
次の瞬間。私は床に倒れ込んだ。
「ーー世の中すべて自分の思い通りにはいかない」
どこかで聞いたことがあるような言葉だ。
「照がやられる理由はないのだから、もうやめなさい。」
そうだ。
あの時。私の中で母が「正義」ではなくなった時だ。
その言葉が終わると、視界は少しづつ暗くなっていった。
「魅上君大丈夫?30分ぐらい寝てたみたい。」
保健室の先生が鼻にかかった声で言う。
そんなに寝ていたのか…
ぼんやりとした意識の中で記憶をさかのぼる。
確か、夜神君に肩を貸してもらってここまで来たんだ。そこまでは少しは意識があった。
「一旦熱測ってみようか。」
言われて測ると38.1度と出た。
体調が悪いと思っていたが、ここまでとは…
「今日はもう早退しようね」と言われ、私は帰る準備をした。
「頭が…痛い……」
自分の枯れた声でようやく目が覚める。
あの後私は昼頃に家に着き、食欲も出ないのでスポーツドリンクとどんぷく薬を飲んでずっと寝ていた。
スマホを見ると「16:18」と数字が出てくる。だいぶ寝たな…。
薬を飲もうと鉛のような体を起き上がらせ立ち上がる。
頭がズキズキと痛いが、何とかキッチンまでたどり着いた。
薬を飲んで、熱を測る。
すると38.2度で、なかなか熱が下がらない。でも家に帰った時は38.7だったので、良くはなってきた。
そこから動けずにぼーっとしている時、インターホンが鳴った。
誰だろうと画面に近づく。
そこにいたのは夜神君だった。
「はい」
「あ…魅上。今日のプリントを持ってきた。というか熱は大丈夫か?」
「まだ下がらないんですけど、寝たら調子が良くなりました。」
「そうか。無理するなよ」
「はい。あ、今開けます」
制服姿の彼が入る。その手には袋が握られていた。
「家近いしプリント持ってきた。あと、はい。スポドリも一応。」
「…いいんですか?」
「ああ、一人で住んでんだろ?心配だったから」
私は母が亡くなってから、親戚の家で暮らしていたが、高校からは一人暮らしをしている。
二年生となった今では慣れたものだが、体調が悪いと不便だ。
「ありがとうございます。買い出しに行けなかったので助かりました。」
「よかった。困ったらいつでも連絡してこい。すぐにとはいかないが何か買いに行くよ。」
「だ、大丈夫ですよ」
「いや、家も近いし遠慮するな。」
「少し掛けていいか?」と言われ食卓へ案内する。
「…きれいな家だな。学校もあって家事をするの大変だろ」
「最近は慣れてきましたので」
「あっ」と声を出す。
「風邪を移すかもしれないのでそろそろ…」
ああ、と彼は言うと、ふと何かを考えるように顎に手をあてる。
「嫌だ…って言ったらどうする?」
そうイタズラっぽく笑った。