テラーノベル
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渡辺は、身体が熱くなることがあるのだろうか?
愛し合う時だけ、渡辺の身体は熱い。
だが、向井は目黒といる時にも渡辺を見て熱くなる。
あんな顔、自分といる時してくれているだろうか?
渡辺はワザと目黒に引っ付いて、向井の反応を楽しんでいる。
こういう夜は、いつも以上に向井が熱い。
つられて渡辺も普段より熱くなる。
それが楽しいのだ。
渡辺は、自分は醒めてると思う。
熱くなることがあまりない。
向井が誰と仲良くしていても、何とも思わない。
向井が可哀想とラウールは言うけど、目黒と一緒いると安心するのだ。
長年の付き合いもある。
メンバーの中でも1番仲が良い。
だが、渡辺の選んだのは向井だった。目黒はあくまで友達なのだ。
だから、熱い夜を過ごすため、ワザと目黒に引っ付いてみる。
向井は、写真コンテストのことが頭から離れない。
一度でもいいから、応募したいのだ。
あの日の朝の渡辺は、撮りたいと思った。
だから、寝室にカメラを置いた。
1か月なんてあっという間に過ぎる。
間に合わないかもしれない。
それでも諦めたくない。
向井ー翔太くん、頼むわモデルになって〜や。
渡辺ーやだよ、そんな恥ずかしい。
向井ー絶対、ええのが撮れる思うねん。
渡辺ー目黒にモデルなってもらえば?格好いいし。
向井ーん〜違うねんなぁ。
渡辺ー何が?
向井ー俺の撮りたいのは翔太くんやねん。
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