nmmnです
本人様とは関係ありません
迷惑がかかる行為はおやめください
_______
「湊く〜ん♡今日一緒に帰ろ?」
可愛い女の子がふわっちの腕を掴んで体を寄せる
「ん〜。ごめんね、今日は一緒に帰れん」
「えー?なんでぇ〜?」
先約があるんよ、と女の子の誘いを断るふわっち
良かった 断ってくれた
と内心ホッとする
_俺はふわっちと付き合っている
俺の片想いだと思ってた
けど
ふわっちも俺の事が好きって言ってくれて
付き合った…んだけど、
ふわっちはモテるんだった
今もこうやって女の子がふわっちを狙っている
こんな可愛い子達がふわっちの周りにいる
_そう、俺はいつ捨てられてもおかしくないのだ
だから怖い
女の子に嫉妬ばかりしちゃうんだ
そんな自分が嫌だ
『俺だけ、見ててよ』
そんな言葉が口から滑り落ちた
ふわっちのところ、いかんと
_______
「!あきな!帰ろ」
俺がふわっちの教室に顔を出すと
嬉しそうにかけよってきてくれた
それが嬉しくて 可愛くて
思わず顔が緩んでしまう
『うん!帰ろ_______』
「みーなーとーっ!」
「あ、〇〇ちゃん」
横から女の子がふわっちに抱きつく
可愛らしい容姿に愛らしい笑顔
誰もが一目惚れしそうな可愛い女の子が今、ふわっちに抱きついている
_ズキ
胸が嫌な音を立てる
「んふふ〜♡ね!この後カラオケ行かない?」
「ごめん、この後明那と帰るから」
「いいじゃん。ね?みなと♡」
女の子は体をふわっちに擦り寄せる
_______見たくない
『ご…め、俺帰る』
「え?ちょ…明那!」
これ以上2人を見ていたくなくて
急いで立ち去る
_______
なんですぐに女の子から離れてくれなかったの?
なんで女の子に笑顔見せるの?
なんで満更でもなさそうなの?
_なんてただのわがまま
ふわっちは誰も傷つけたくないから
女の子を傷つけたくないから優しく行動してる
分かってる
分かってるけどさ
ズルズルと廊下に座り込む
行き場のない気持ちが
口から溢れ出した
『やだよ、』
『俺にだけ優しくしてほしいよ、
ふわっち…』
「直接言ってほしいんだけどな、明那」
『へっ?!_______んっ』
ふわっちの声がして顔を上げた瞬間に
唇を奪われる
『ん…ふっ…ぁ』
ふわっちの舌が口に入ってくる
熱くて、気持ちよくて
口から変な声が漏れる
息がしにくい
クラクラする
『んっ…ちょ、ふわ…っ…んん、』
喋ろうとすると舌を絡めてきて
うまく喋れない
ひゅ…っと喉が鳴る
唾液が口の端から溢れて
瞼が落ちてくる
も、だめ
グッとふわっちの胸を押す
意思が伝わったのか
ゆっくりとふわっちの顔が離れていく
『…は、っ…はぁ、』
「かわいいね、明那」
『っもー!ふわっちの馬鹿!!」
力のこもってない手で軽く殴る
にゃはは、と笑い声をこぼしてふわっちは優しく俺を抱きしめた
「嫉妬してくれたんやろ?」
『…してない、』
「嘘つき。俺だけに優しくしてほしいんやもんね?」
『っ!!!ばか!!』
_______fin
コメント
1件
最高…♡