テラーノベル
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高層ビルの最上階。
白い部屋。
モニターがいくつも並んでいる。
その中央の画面には――
莉々の姿。
白衣の男がゆっくり笑った。
「間違いない」
指で画面を叩く。
「被験体No.27」
静かな声。
「莉々」
後ろに立つ数人の研究員がうなずく。
「長い間、行方不明でしたが」
「ついに見つかりました!!」
白衣の男は椅子にもたれた。
「まさか梵天にいるとは」
少し楽しそうに笑う。
「だが問題ない」
机のボタンを押す。
部屋の扉が開く。
入ってきたのは一人の少年。
長い髪。
鋭い目。
研究員たちは一歩下がる。
その存在だけで空気が変わる。
白衣の男が言う。
「駆人」
駆人は無表情でモニターを見る。
そこに映るのは――
莉々。
数秒 沈黙。
白衣の男が笑う。
「久しぶりだろう?」
駆人の目が少し細くなる。
駆人「……」
そして。
小さく呟く。
駆人「……生きてたんだ」
声には感情がない。
白衣の男が言う。
「回収してこい」
「梵天にいるなら多少面倒だが」
「お前なら問題ない」
駆人は画面を見たまま聞く。
駆人「……抵抗したら?」
白衣の男は笑った。
「好きにしろ」
「だが出来れば生きたまま欲しい」
数秒の沈黙。
そして。
駆人が答える。
駆人「……了解」
だが。
モニターを見つめる目は、冷たかった。
駆人「……お姉ちゃん」
その頃。
梵天の拠点。
会議室。
三途が資料を机に置いた。
三「最近、妙な動きがある」
マイキーは椅子に座ったまま言う。
マ「どこ」
三「研究機関だ」
竜胆が眉をひそめる。
竜「研究?」
蘭が首を傾げる。
蘭「裏の?」
三「そうだ」
資料の写真。
白い施設。
厳重な警備。
三「人体実験の噂がある」
その言葉。
莉々の指が、ほんの少し止まる。
だが、誰も気づかない。
三「最近そこが動いてる」
マイキーが静かに言う。
マ「目的は」
三「まだ不明?」
数秒の沈黙。
その時。
蘭がふと莉々を見る。
蘭「……莉々ちゃん」
莉々「はい、?」
蘭「顔色悪いよ」
莉々「問題ありません、大丈夫です。」
即答。
竜胆も見る。
竜「ほんとか?」
莉々「はい」
それ以上、何も言わない。
だが。
マイキーは静かに莉々を見ていた。
夜。
拠点の屋上。
風が強い。
莉々は一人で立っていた。
スマートフォンが震える。
男からのメッセージ。
【今日は会えますか】
画面を見る。
だが、その時。
背後に気配。
莉々「……」
振り向く。
そこには。
蘭と竜胆。
蘭「夜風好きだねぇ♡」
竜「最近ここ多いな」
莉々「……気分転換ですかね。」
蘭は少し笑う。
蘭「そっか」
そして。
少しだけ真面目な声で言う。
蘭「莉々ちゃんさ」
蘭「何か隠してるよね♡?」
風が強く吹く。
莉々は答えない。
竜胆が腕を組む。
竜「無理矢理聞きはしないけど、」
蘭「それでも」
蘭が笑う。
蘭「困ったら言いなよ」
莉々「……」
数秒。
そして。
莉々は小さく言った。
莉々「……覚えておきます」
その頃。
街の外。
黒い車が止まる。
ドアが開く。
降りてきたのは――
駆人。
夜の街を見る。
遠くに光る街。
そのどこかに。
莉々がいる。
駆人「……」
ポケットに手を入れる。
そして小さく呟く。
駆人「……お姉ちゃん、いや莉々さん、かなw」
目は冷たい。
駆人「迎えに来たよ?」
毎日投稿してる人凄すぎますね、
面倒くさすぎて死にます、
見てくれてありがとう!コメント超嬉しい😭
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瑠奈(るな)