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「真澄、好きだ」
俺、淀川真澄は無陀野無人から告白された。俺は最初それをもちろん冗談だと思った。無陀野に男色の趣味があったとはデータに無い。
「無陀野、お前最近は冗談を言い過ぎだ」
「俺が冗談を言ったことがあったか?」
「ちんちくりんどもを一緒につれてくって言ってたな」
「あれは冗談じゃなかった、これも違う」
「止めろよ、最近その手の告白は聞き飽きてるんだ」
「どういうことだ?」
俺はどうやらモテるらしい、最近。花魅坂京夜、並木度馨、一ノ瀬四季から告白を受けていた。もちろんその全てをお断りしたが、最近の皆はどうかしていると思っていたところに無陀野の告白だ。明日は、春だが雪が降るんじゃないかと俺は思った。
「花魅坂だろ、馨だろ、一ノ瀬だろ、皆どうかしてるんじゃないのか?」
「あいつらからも告白されてるのか」
「ああ、だから愛してるだの、恋してるだの、好きですだのはお断りだ」
「そうか。まぁ、いい。俺は気の長い方だ」
「花魅坂と馨もそう言ってたぜ、一ノ瀬は素直に泣いてたが」
「そうか四季が今の一番のお気に入りか」
「どうしてそうなる?」
「そういうやつにお前は弱い」
確かに振られて素直にぼろぼろ泣く一ノ瀬は可愛い奴だと思った。俺達のような大人じゃない、子どもゆえの素直な心を持っている。だからといって一ノ瀬を特別扱いする気はないがな。
「俺は誰とも今は付き合わねぇ」
「それを聞いて一安心だ、可愛い生徒を葬らなくてすむ」
「それが教師の言葉かよ」
「恋は盲目というやつだな」
「要件がそれだけなら羅刹学園へ帰るんだな」
「言われなくても帰る、その前にキスの一つもしておきたいところだ」
それを聞いた瞬間、俺は血を舐めて姿を消した。気配を消して存在を隠す、無陀野はきょろきょろと周囲をみていたがやがて見当違いのところへ行ってしまった。無陀野は強い、あいつがキスをするというのなら本気でやるだろう。俺の貞操の危機だ、俺は気配と姿を消したままその場を去った。
「隊長、どこに行ってたんですか?」
「男のしての尊厳の危機にあってた」
「どういう意味です?」
「馨、気にすんな。時間的にもう敵は帰った」
「桃ですか?」
「ある意味、桃よりもずっと恐ろしい敵だった」
最近の皆はどうかしている、この馨も俺に告白したがいつもどおり副隊長をやってる。どうやら気長に口説くつもりらしい。俺としては誰と付き合っても面倒事になりそうだし、そもそも男と付き合いたくないのでお断りしたい。
「春っていうのは皆いかれる時期なのかもな」
コメント
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あ、言う言葉がない、良すぎです! できたら続き かいてほしいです!