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「確かに気が遠くなるようなロマンのある話だ。オリオン座の形が変わってしまうなんて信じられない。ただ、自然の摂理には逆らえない。消えてゆく星もあれば、生まれてくる星もあるだろう」



そう言ってから、ゆっくりと私を見て続けた。



「だけど……自分の大切な物が消えてしまったら、やっぱり寂しい。それは、理屈じゃなく……」



「悠人……」



「目の前の大好きな穂乃果が、俺の前から消えてしまったら……死ぬほどつらい。考えられない恐怖だ。自然には逆らえないかも知れない、それでも、俺はお前のことを、どんなものに逆らったとしても、絶対に守り抜く」



「悠人……。そんなに私を大事に思ってくれて本当にありがとう。私も、あなたがいなくなったら絶対嫌だ。絶対に……」



悠人の言葉に、私は溢れる涙を抑えることができなかった。



あなたはどこまで素敵な人なの……

この人になら私の命さえ委ねられる。

私は、この人に一生ついていくと、再び固く心に誓った。



そんな2人を見守っているかのように、オリオン座は、私の好きな形のまま……キラキラと輝いていた。



3月に入って、いよいよ私達は2人きりで結婚式を挙げた。

真っ白なウエディングドレスを着て、悠人の前に立つと、「とても綺麗だ」って、褒めてくれた。

そして、悠人のタキシード姿は、あまりにもカッコよ過ぎて眩しくて、私はまた勝手に映画のワンシーンを想像してしまった。



今日だけは、これが私達2人が主役の恋愛映画だとしても……許されるよね?



式はおごそかに進み、私達は指輪の交換をして愛を誓い合った。



「永遠に穂乃果を愛してる」



「私も、悠人を永遠に愛してる」



そして、最後に2人の写真を撮った。

今日、来れなかった両親にも見せてあげたい。



悠人は、以前から、結婚式は2人だけでと決めていたけど、お互いの両親を含めて、シャルムのスタッフや身近な人達を集めて、改めて結婚パーティをしようと提案してくれた。それには、うちの両親もすごく喜んでくれ、数日後、50人程の人がそのパーティに集まってくれた。



悠人は、普通に結婚式、披露宴をすれば、人数の違い、集まる人達の格差が出ることを気遣って、こういう形にしてくれたんだと思う。もちろん、そんなことは一言も言わないけど、うちにとったら、それはかなり有難い計らいだった。

改めて、悠人の配慮に優しさを感じた。



「穂乃果さん! おめでとうございます」



「輝くん!」



パーティに来てくれた輝くんは、相変わらずオシャレで素敵だった。



「穂乃果さん、本当に良かったですね。さっき、入口に飾ってあった結婚式の写真見せてもらいました。2人ともすごくお似合いです、うらやましいくらいに。穂乃果さんのウエディングドレス姿、最高に綺麗です」



輝くんの言葉に少し照れた。



「ありがとう……。そんなに褒められると恥ずかしいよ」



「本当のことですから。穂乃果さんはいつも綺麗です」

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