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最初好き。すごく好き。 あと鈴とか、、いやもう全部好き。設定すごすぎる
人間はいつか死ぬような
〝不幸な人生〟だ。
その人生の主人公が私
だけどそんな不幸な人生が
ちょっとした〝幸福〟に変わった
……
『のぞ_“ちゃ_!』
名前を呼ぶような声が聞こえる
『希ちゃん!』
「ん…ぁ_」
『大丈夫、?…急に寝出したから…』
「…大丈夫だよ。ごめんね玲花ちゃん」
『、希ちゃん。』
「うん、?」
『…希ちゃんって』
〝私と仲良くしてたいって思う?〟
「、あ_“えぇっと…もちろん、!」
『…本当に?』
「本当だよ.私嘘ついたことないし」
『そっか…』
「玲花ちゃん、もし外出許可出たら…」
『希ちゃん。約束して欲しいことがある.』
「約束,?」
『うん。もしどっちかが先に逝ったら』
〝鈴を鳴らすこと〟
「鈴,?」
『…これ.私と希ちゃんの分。』
差し出されたのは水色の紐がついた鈴だった
「…、」
綺麗…だけど
なんで急にあんなことを、?
『希ちゃんは…嫌?.こんな約束』
「ううん、嫌じゃないよ」
嫌,なんて言ったら
玲花ちゃんを裏切ったことになる
嫌じゃない…って嘘ついてしまえば
きっと玲花ちゃんとずっと一緒にいれる.
『そっか。よかったー、!』
安堵したのか,彼女は微笑んだ
「…約束.ね」
『うん。』
互いの小指を絡めて約束を交わした
正直.ちょっと不安だけど
玲花ちゃんとずっと居れるなら
玲花ちゃんとずっと笑い合えるなら
玲花ちゃんとずっと幸せな日々を送れるなら_
私はそれでいい。