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遅れてすみません! 今日のも神すぎ!てか、一虎優しすぎ!!
「復讐なんて、や、めて、、一虎くん、、
そんなこと、言わないで、、何する気なの、?」
千冬はそんなことを言いながら俺に泣き付いた。
あぁ、そうだった、こいつ、マイナスのような、怖いような言葉が、ダメなんだったな。
「ね、ねぇ、冗談ですよね、!?そんなことしませんよね!?一虎く、嘘でしょ、?何する気なんですか、?俺のことは気にしなくていいですから、!慣れてますし、、平気ですよ、?ね、復讐なんて、しないで、やめっ、、
千冬は俺からゆっくり後退り、頭を抱えながらふらふらと苦しみ始めた。
俺は咄嗟に千冬を落ち着かせようと抱きしめたが、
「辞めて、一虎くん!」「ダメ!!」
「場地さぁ、」「うわぁぁ!!!」「場地さん!!」
何故か、場地の名前を呼び出したんだ。
千冬は、「復讐」この言葉が苦手で「場地」が関わってるのか?どちらにせよ、落ち着かさなければ、これ以上腕を剥いたら、皮がなくなっちまう。
「千冬、落ち着いて、復讐なんてしないから。千冬、大丈夫だよ。千冬。ごめん。俺が変なこと言った。俺が悪かったから。」
しばらくして、千冬は言葉を発さなくなった。
それでも、苦しんでいる声は絶えなかった。
「千冬、、どうしたんだよ、、何を、、あ、」
そうだ。千冬は、何かを思い出してる、フラッシュバックのようなものに殺されそうにされてるんじゃないか?
「なぁ、?千冬、お前、もしかしてさ、なにか思い出してんのか、?」
「ひゅッッ、ふっ、な、んで、はっ、ぅ、」
千冬はゆっくりと大きく揺れている見開いた瞳がこちらを見つめていた。
汗が涙かも分からない雫が彼の頬を伝って零れた。
「千冬、ねぇ、そうなの、?」
「なぁ千冬、何を思い出してるんだよ?千冬の中で、何がそんなにお前を苦しめてるんだよ?」
「千冬、教えてよ。もういいじゃん、大人になったんだぜ、?このまま言わずにいるつもりかよ!?
始まったのは中学生の時から成人するまで、頑張ってきたんだろ、?もう楽になっちまえよ、」
「言わないでって、 、」
そういうことなんだよな、千冬。気づけなくてごめんな。ようやく気づいたよ。
武道、みんな、よくやく、謎が解けそうだ。
「なぁ、千冬、、もう 、話すしかないぞ、」
「ッッ、、俺は、」
でも、それは、最悪の1部だけだった。人が死ぬ瞬間のみ、見るものだった。
場地さんが一虎くんに刺され、自分の腹部を刺した時
八戒が焼かれるとこだって、三ツ谷くんが首締められるところだって、一虎くんが殺されるとこだって、
たけみっちも、、
みんな、みんな、、俺の目の前で死んだ。
死ぬ寸前まで、その顔も、感触も、声も、色も、全部、、
それが戻ってきた今でもフラッシュバックみたいに、
俺の脳内で映画のように流れてくる。
それが苦しくて、だんだん生きるのが怖くなった。みんながまた居なくなったりしないか、
みんなが消えないか、笑えなくなったら、どうしよう。
そしたら、俺の司会がおかしくなったんです。
みんなの顔が、ぐちゃぐちゃになって、真っ黒に見えるんです。
全部死んでしまっているようで、俺は、誰もいない世界に1人で立っていて、これは全部幻だったら。
そこから可笑しくなったんだ。
初めは食事が減った。気が病み始めた。
初めはパニック障害。いろんな精神病。拒食症にもなりかけた。隠し続けて、悪化しまくって、自傷行為して、、いつしか、もうどうしようも無くなった自分がいた。
それが今の俺、
「ね、ゴミみたいでしょ、、もう、、こんな自分が気持ち悪くて、憎くて、大嫌いで、、どうしようもないんです、」
「…死にたい 、」
抱きしめて、彼の冷めてしまった体を温めることしか出来なかった。
「一虎く 、分かってるんですよ、?死にたいなんて、言うなってことなんて、
でももう、疲れた、、死にたい、、
死にたい、、死にたいんです、、死にたいよ、」
死にたいと泣き喚く彼は俺に必死に助けを求めているように思えた。
死にたいんじゃない。助けて欲しいんだ。
「千冬。大丈夫。必ず救うから。」
「ぅ 、だめ、、だめ、、」
「大丈夫。死なない。絶対。大丈夫。お前の傍には、俺がいるよ。」
千冬は小さく頷き、安心したように眠りについた。
俺は直ぐにみんなに千冬の今までの原因だったものを話した。
やはり、1番初めに動いたのはたけみちだった。
「未来。」「死ぬ寸前」
これに引っかかるようだ。たけみちが急いでこちらに来ると言う。
千冬をそっと寝室のベッドへ運び、布団をかけてやった。
あとは、たけみちが来るのを待つのみだ。