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前回同様
mtp、軽く死ネタ注意⚠️
「…は」
「…だから、俺は昨日〇〇を殺したんだよ。」
梅雨時だった。君はずぶ濡れのまま僕の家に来た後そう言い放った。
もう夏が始まった合図がしたというのに、君は震えていた。
ーそんな話で始まる、あの夏の日の記憶だー
「〇〇って…僕のことをいじめてた…」
そう、僕は〇〇にいじめられていたのだ。曲を作りたかった事もあったが、いじめも原因で僕は不登校気味になっていた。
若井はそんな僕の唯一の親友で、学校では僕を守ってくれていた。
「〇〇が…元貴のことを、元貴の音楽を悪く言ってて…言い合いになったんだ。」
「彼奴が手を出してきたから、思わず押したら…」
その先は言わずともわかってしまった。
「打ちどころが悪くて、そのまま、、」
「…っ、どうして若井は…僕の家に来たの?通報するかもしれ無いじゃん…」
正直なところ、通報なんてする気は最初からなかった。これは僕が火種となって生まれた事故だ。
僕のせいで、若井の手を染めさせてしまったと考えるとゾッとする。
でも、若井は悪くない。今はただ、本当の意味で優しく、真面目な若井が心配だった。
「最後にありがとうと、ごめんを伝えに来た。」
「結構短かったけど、俺さ元貴と出会えてよかった。」
「若井…最後って、まさか、」
「もう俺はここにはいられないと思うから。どっか遠い所に行って、死んでくるわ。」
「じゃあな」といい、手を振り歩き出す若井に僕は言った。
「それじゃ、僕も連れてって…!」
今回はここまでです。この後どうなるんだろう…
次回も見てくれたら嬉しいです!
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