人狼ゲームが始まった後、一人だけ怪しい動きをしていた人がいた。それはno兄だ。私は怪しいと思い、話しかけることにした。no兄が人狼でも見晴らしもいいし、殺されないだろう。
あっ、自己紹介…。私の名前はeto。よくサバサバしてるって言われるけどまぁ、気にしないで?
「no兄っ!」no兄の元へ駆け出す。「うわっ、etoさんですか?どうしましたか?」「怪しい動きをしてたから、人狼かなぁって」「いや、確かに辺りを見回してましたけど…」けど…?「僕、実は占い師なんです。で、hr君が白ってことを伝えに行きたくて…」hr君白なんだ。安心した。「no兄占い師だって皆んなに言ってもいい?」「いやっ、バレると自分の身が危ないので、できれば…」そっか…。「うん、わかった」私が頷くとno兄は笑みを浮かべた。その時、「no兄占い師なの?」やってきたのはmf君だ。「えっ?聞いてたんですか?」「うん、ごめん。こっそりとだけど…」mf君はパチっと手を合わせて、ごめんと言うポーズをした。「いや、大丈夫です。僕が殺された場合、犯人はetoさんか、mf君の可能性が高いってことになりますので…」しれっと怖いこと言うなぁ。「じゃあ、俺はまた情報交換してくるから」そう言いmf君は去っていく。「じゃあ僕も…」no兄もどこかへ行ってしまった。私も情報交換しよっと。
さっきから、本当に誰にも会わない。本当に全員ここの建物にいるのか?と疑いたくなる。
俺の名前はyan。ゲームは得意だけど、人狼ゲームは初めてだから、正直緊張してる。
と、目の前からjppが歩いてきた。これは情報交換のチャンス!「ねぇjpp!」「ん?yan君どうした?」「俺、さっきから人に会ってないんだけど、情報持ってない?なんか」持ってたら、すごい嬉しいんだけど…。「えっとねぇ?俺も人に会ってないから分かんないんだけど、俺は騎士だよ」えっ⁉︎マジか⁉︎カッケェ!「じゃあ、俺のこと守ってくれない?」jppは少し戸惑った顔をした後「市民陣営だったらね?」と言った。「いや、俺市民陣営だから、人狼だったら、俺jppのこと殺してるし」必死に白だということを証明する。「そっか、じゃあ守ってあげるよ、人狼が目の前にいたらね?」いや、守る時間少なっ!と思ったが、言わないでおこう。その時「あっ!hr君!」jppのデカデカボイスに耳を壊されそうになりながら、jppの向いてる方を見ると確かにhr君がいた。「hr君、なんか情報持ってない?」hr君なら、情報を持ってそうだと思い聞く。「ごめん、何にも…」マジか…。「そっちは?」と聞かれ即答する。「人に会ってないからない」hr君もマジか…。という顔をしながらも「そっか…」と優しい声で返事をした。「でも、jppが騎士なんだって、一緒に守ってもらおうぜ!」とりあえず、場を賑わせようと声を張り上げる。「守ってくれるの?」とhr君は聞く。「ま、まぁ、白だったら」jppも言葉を詰まらせながらOKした。