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、、、ぱくっ『うっまぁぁぁぁッ』
俺たちとロイは、シリウス姐さんが作ってくれた賄いのチャーハンに舌鼓を していた。
「いや、、お世辞抜きで、シリウス姐さんのチャーハン、、美味しいよゥッ」
ライは、チャーハンを口に含めたまま、目を見開き、自分の口の中で起きてる感動を実直に伝える。シリウス姐さんはふふッと小さく笑いながらチャーハンを食べてる俺たちを見ながら笑い、「今日はライ君達のお陰でだいぶ助かっちゃいましたねぇ、本当にありがとう〜っ」
シリウス姐さんがにこ顔で言ってきたと思った矢先。
「、、、おかわりッ、、っ」
『?!?、、、』
ロイの言葉が響き渡る。
俺たちとシリウス姐さんは俺たちと、目を見開き、互いを見ながら、再びロイを見る。
料理さっき出したばっかなんだけど、、、というシリウス姐さんの心の声が聞こえてきそうだったァ、、。
ロイは気怠そうに、空のお皿を見せながら
「ねェ、、あーんなに、動いたんだからさァ、腹が空くのは当然でしょッ、、それに、結構貢献、、できたと思うんだけどゥ、ぁ、もしかしてェ、、しない方が良かったかなァ?」
ロイは腹が満たされなれば、次は動かないと宣言してくるかのように、シリウス姐さんに笑顔で圧を掛ける、、。
シリウス姐さんは慌てながら 「ちょ、、ちょっと待っててっ、、今用意して来るからっっ」急いで厨房に戻る。
ロイはテーブルに項垂れながら、冷えた休憩室の中、ロイの腹の虫が響き渡るのであった。
流石に、兄としてよく働いて腹を空かす弟が不憫に見え、ライは自分の食べてるチャーハンの半分をロイの皿に乗せ、ため息を吐きながら「はぁぁ、しょうがないからさァ、、分けてあげるよ、ほら、チャーハンが来るまでお食べよゥ、、」
「んぅ、、、あんがとゥ、、」
ロイは気怠そうにうつ伏せてた顔を上げ、ライに分けてもらったチャーハンを口にする。
ライはやれやれ、、と苦笑しながら、自分の皿にあるチャーハンを食すのであった。
そうしている間に、シリウス姐さんの威勢のいい声が響き渡る。
「お待たせ〜、おかわりと、おかずも作ってきたから、食べちゃってください〜」
シリウス姐さんが持ってきたでっかいプレート皿にはチャーハンや餃子や焼き鳥、サラダ等乗せてあって、大人4、5人分の量があった。
ライは、、いいのかなァ、、、とその量を見て苦笑する。 だが、ロイは眼を輝かせ、自分の皿に乗せすぐ食べ始めるのを他所に、ライは困惑しながら、シリウス姐さんに尋ねる。
「いいのゥ、、こんなに、、せっかくの売り上げなくならない?」
「いいんです、頑張ってくれてた子にはご褒美をあげないとッそれに、、、今日は夜、花火大会がありますから、、外に屋台を置きますし、、、キッチリ協力してもらいますよ♪」
『!?!、、、』
2人はもう出された食事に手を付けてしまっている最中、シリウス姐さんの笑顔が眩しい圧が、、、さっきのロイよりすごく出ていて
俺たちとロイは、、、口に含んだモノをゴクリと呑み込み、咀嚼せざるおえなかった、、、。
『(夜も、、、あるのかァ、、)』
俺たちとロイは食べながら、顔を引き攣らせながら、お互いの視線が合い、はぁぁぁぁと息ぴったりのため息を吐きながら、食事を続けるのであった。
ロイ「あ、その皮串、僕たちのだから食べないでね」
ライ「ロイ、さっき食べたじゃないかァ、俺たちにもおくれよゥ」
ライは残りの皮の一串を口にしようと掴もうとすると、即座にロイの手刀がバシッと飛んできて、ライの伸ばした手の甲は赤くなる、、。
ライはムッと口を紡ぎ、おかずを取る用のスプーンにこれでもかっというくらいチャーハンを乗せて、 ニンマリと嗤い、ロイを呼ぶ。
「、、、ねェ、ロイ。」
「、、、ぁあ、、ん?!!!?」
ロイは視線だけライを見て、次の一口を口にしようとしたタイミングに、 ライは向かい席に座るロイの頭をガシっと掴み、 勢いよくロイの口に、デカめのスプーンに乗せたチャーハンを勢いよく捩じ込む。
「ぐっ?!んぅーーッ!!」
いきなり口に捩じ込まれたチャーハンの量に少し少し苦しそうにしながら顔を歪ませるロイ。
食事を中断し、口の中にあるチャーハンを咀嚼しながら、ライに掴まれてるライの手を掴み、ライの腹に向けて拳を打ち込む。が 、ライは即座に空いてる手でロイの拳を防ぎ、口角を上げニンマリと嗤う。
ロイはイラっと顔歪ませ、 ライの顔面に向けて素早い手刀を繰り出す。
ライは避けながらロイの掴んでる頭を離し、ロイに掴まれて手も同じように手刀を繰り出しながら引き剥がし、互いに睨み合いながら一旦離れる。
、、、懲りない兄弟喧嘩の、、幕は再び開かれる、、、かもしれません、、
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