•(DomSubユニバース書くの初めてなので自己流なところあるかもしれないです)
「君、Subなんじゃない?」
目の前の、優等生くんにそう問いかける。
つり目がちな大きな目が更に見開かれる。
「…ぁ、っいや、違う。 俺は、」
いや、目、泳ぎすぎだし。
取り繕うの、下手じゃない?
なんとなくだったのが確信に変わる。
「『政治家になりたーい!』とか言ってる割に、腹芸へったくそなんだねぇ」
「なっ! 君に言われる筋合はいない! というか、俺はSubじゃ」
…あー、なんか、うるさいかも。
少し苛立ってきて、乱暴な手つきで優等生くんの顔を掴んで引き寄せ、隅から隅までまじまじと見つめる。
「いっ、」
「コレ、化粧かな? 隠そうとしてるけどクマひどいよね。 Playしないで薬でどうにかしてる?」
あぁ、そんなかわいそうな顔しないで?
うっかりいじめたくなっちゃうじゃん。
必死に俺の手を剥がそうとする優等生くん。はは、弱っちいな〜。
「だからっ、なんのことかわからなっ」
「いい加減めんどくさい抵抗やめろっつってんじゃん」
イライラに任せてほんの少し、威圧を出してしまう。
「ひっ、ぁ、」
優等生くんの全身が一瞬ぶるりと震え、力が抜ける。
手を離すとへたりと床に落ちていく。
「あはは、威圧出しちゃった。 ごめんね? でもやっぱり Subだったじゃんねえ」
「…のか、」
は?なんて言ってんのか聞こえねーんだけど。
「俺がSubだって、バラすつもりか、バラすんなら、バラせよっ…!! 俺は、お前らDomになんか、絶対、負けないっ、!」
え〜、よっわい威圧にも負けちゃうざっこい Subくんのくせに?そんなこと言うんだ?
ああ〜…ダメにしてやりたい。
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