ogt/執着
「最近ご無沙汰なんですよねぇ〜 」
下にゴリゴリとした物を押し付けながら宇佐美は耳元で告げる。
「…は?」
あまりの近距離に白目を剥く(なまえ)は、口から魂を吐き出している。
──ん?まて、なんで敬語…??
多分、というよりも確実に、
「(なまえ)伍長殿…前世では体を重ねたでしょ?シましょうよ」
宇佐美は前世の記憶を持ち合わせていたらしい。
「…無理だ、!!」
大声で叫び答えることは出来ない。(なまえ)は小声で告げる。
「えぇー。でも(なまえ)伍長殿も感じてましたよね?」
背筋を丸める(なまえ)を見て、宇佐美は起き上がると
「な、ななな何をする気だ???」
笑顔で(なまえ)を押さえつけた。
「や、やめろってぇぇぇ!!」
暴れて抵抗する(なまえ)の服を剥ぎ取ろうと手首を抑えつける宇佐美の表情は、びっくらぽん。恐怖を覚えるほど輝かしい笑顔だ…。
「ヒィィィィ…お前人間じゃねぇよぉ!」
寒いはずなのに汗が流れる。これは冷や汗だな。本当にこのままでは──過去と同様再び宇佐美と関係を持ってしまう。
何とか暴れて耐え凌ぐ(なまえ)と、性欲を発散させたい宇佐美。
喧嘩して暴れているようにも見えるし、一方が無理矢理迫っているようにも見える。
だが、
──トンットンッ
「入るぞ…って、…え?」
人の見方とは異なる。この上官と思われる人物の見え方は──性欲を募らせたお互いが、お互いに欲情し合い、行為に至ろうとしている──
「あ」(なまえ)と宇佐美は同時に言葉を発した。
「…尾形三曹が(なまえ)一士を呼んでいる…、」
気まづげに小さく告げる上官だが…(なまえ)の方が気まづかった。
本当…魂が抜けそうだ。
──保存し忘れてデータが消えてしまったため短縮して書かせていただきました…。あと一話は更新しようかなと考えています…、、、何卒よろしくお願いいたします…。
コメント
0件