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続き楽しみっ!
北斗「なんで俺が相部屋なんだよ、」
「え?」
部屋に入って来たのは
クラスで隣の席の北斗という人だった
どうやらここは彼の部屋だったらしい
_え!君が転校生?!
_ほんとだ!
そしてその後ろには
さらにふたりの男子がいた
_俺田中樹!よろしくな!
「え、あ、よろしくっ、」
髪の色が少し抜けて
いかにもチャラそうな男子が
率先して自己紹介してきた
_俺は京本大我!樹と同じクラスだよ!
次はさっきの彼に負けないくらいの勢いで
色白で綺麗な顔をした
可愛らしい容姿を持つ彼が続けた
樹「あれ?ジェシー達は?」
北斗「知らねぇよ、てかここお前らの部屋じゃないから」
ジェシー達ってことはまだ他にも来るのかな
と思っていたら
いつの間にか
夜にこの部屋で歓迎会をやることが決定していた
その後
樹「じゃあまた夜来るわ!」
大我「またねー!」
北斗「だからお前らの部屋じゃねぇってっ!」
それからドアが閉まると
さっきまで騒いでたのが
嘘みたいに静まり返った
部屋の中まで向かう松村くんに着いていく
あの人たちの前では笑うんだ
学校ではムスッとしてるくせに
そう思うとなんだか少しムカついた
「あの、どこを使っていい?」
北斗「はぁ、」
彼はまた大きなため息をついて
なんで一人部屋に二人もいるだよ、などと
愚痴を言っていた
私は部屋を見回して
一つだけ使えそうなところを見つけた
「あそこは?」
私が指を指した場所は部屋の隅の方にある
人が一人入れるか入れないかくらいのロフトだった
北斗「まじで言ってんの?」
「うん、体そこまで大きくないから入れると思うけど」
北斗「そう、じゃあ」
そんな話をして
荷物を上に持っていったら
時刻は午後七時を過ぎていた
そして
彼の携帯がピコンとなった
北斗「あ、樹たちだ」
そう言って玄関の鍵を開けると
たくさんの人が入って来た
ジェシーくんや京本くん、田中くんの他に
知らない人が二人
「「お邪魔しまーす!」」
みんな次々と中へ行き
狭い小さな部屋に七人もいる状態になった
「「かんぱーい!!」」
みんなはジュースを飲んだり
お菓子を食べたりして
笑い声がいろんなところから聞こえる
その時田中くんと目が合った
樹「あ!改めて自己紹介しよ!」
大我「いいね!やろやろ!」
すると突然ジェシーくんが肩を組んできた
ジェシー「ジェシー!二年二組!よろしく!」
大我「京本大我!二年一組だよ!」
樹「俺、田中樹!一組!よろしくな!」
慎太郎「俺は森本慎太郎!三組!よろしくー」
優吾「俺髙地優吾、慎太郎と一緒だよー」
どんどんと話されて
みんなの名前を覚えることができない
樹「ほら!北斗も!」
北斗「え、俺も?」
大我「当たり前、!」
北斗「はいはい、えーと、松村北斗です」
松村くんがやらされた感全開で
だるそうな自己紹介をした後
森本くんを中心に「いぇーい」と
謎の盛り上がりを見せた
ジェシー「ほら!晴も!」
「え、あ、天野晴です。二組です。よろしくお願いします、?」
ジェシー「Ahahaha!!」
「えっ?なんで笑うの?」
慎太郎「だってっ、敬語だし疑問形だし」
みんなが私を見て、笑い出した
松村くん以外
これでわかったこと
たぶん松村くんとは仲良くなれる気がしない