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本作品には hnnm/BL/森ちょん 要素が含まれます。
これらの意味が分からない、またはご理解いただけない方は閲覧をご遠慮ください。
なお、本作品はすべて書き手の妄想によるフィクションで、実在の人物・関係者等とは一切関係ありません。
併せて、転載・スクショ・パクリ等はご遠慮ください。
以上をご理解のうえ、自衛できる方のみ閲覧お願いします。
「……これが、森くんの……」
借りたシャツに袖を通したものの、やっぱり少しだけサイズが合わない。
僕と森くんは体格自体はそこまで変わらないはずなのに、森くんのほうがほんの少し背が高くて、手足も長い。
「ふー……よし」
指先まですっぽり隠れる袖をどうにかしようと、ひとりで格闘を始めた。
生地に張りがあるせいで、二回、三回と折っても、腕を動かした拍子にすぐ解けてしまう。
「あーもう……なんで……。あ、また」
何度目かの失敗にため息をついた、そのとき。
ふいに、正面からの視線に気づいた。
「……ねえ、森くん。袖、どうしたら落ちてこなくなるかな」
助けを求めて顔を上げると、なぜか森くんは両手で自分の顔を覆っていた。
指の隙間から見える耳の付け根が、ほんのり赤い。
「……無理」
「え、何が?」
「……直視できない。……無理、可愛い」
「はぁ?何言って……」
言い切る前に、距離が詰まった。
呆れる間もなく、森くんは覆っていた手を離し、僕の腰を抱き寄せる。
捲りかけていた袖がまた解けて、腕をすっぽり隠してしまった。
「もう捲らなくていいよ。そのままがいい」
「……邪魔なんだけど」
「じゃあ、僕が全部やってあげるから。ちょんまげは、座ってて?」
そのまま引き寄せられて、森くんの足の間に座らされる。
「……近すぎ」
「いいじゃん。誰も見てないし」
背中に回された腕に力がこもり、薄いシャツ越しに体温が伝わってくる。
森くんは僕の肩に顎を乗せると、だらりと垂れた袖を指先で弄んだ。
「……ちょんまげには、少し大きかったかな」
「違うよ。森くんが無駄にスタイル良いから……」
「そうかな。……でも、僕よりちょんまげのほうがかわいいよ?」
背後から回された彼の手が、だぶついた袖越しに僕の手を包み、指を絡めてくる。
驚くほど大きく感じられて、心臓の音が急にうるさくなった。
「そのシャツ、もうあげるよ」
「えっ。いいよ、森くんのでしょ?」
「ううん。ちょんまげが着て、僕の匂いと混ざったやつを、僕がまた着るのもいいかなって」
さらりと恐ろしいことを言われて振り返ろうとした瞬間、耳たぶに熱い唇が触れる。
「……変態」
「ふふ。ちょんまげがかわいすぎるのが悪い」
僕は、顔が熱くなるのを誤魔化すみたいに、そっと視線を逸らした。