続きです
どうぞ
⚠太中⚠
⚠BL⚠
⚠男性妊娠⚠
そこから俺達は17歳で2人目の子供もを産んだ、2人とも俺と太宰と同じ様な所があり「遺伝ってすげぇ…」と思った
1人目は女の子だった名前は桃花、桃花の髪色は太宰で目の色は俺と一緒だった
2人目は男の子で名前は結糸、結糸の名前は太宰が決めた、結糸は桃花と逆で髪色は俺で目の色は太宰と同じだった
何時までもこの幸せが続くと良いなと思っていた、でもやっぱり俺には幸福で無く不幸が似合うと神は思ったのか
俺と太宰が18歳、桃花が4歳で結糸が2歳の時に俺は1人になった
家に帰るとリビングに置いてある机の上に「ごめんね」と太宰の字で書かれている置き手紙があった、俺が帰ってから2人の声がしない事から太宰は2人も連れて行ったとわかった。
其の事から太宰は光の世界へ行くという事もわかった。
そこから4年時が経ち俺は首領に呼び出された、内容は「太宰が見つかった」と言う事だけだった
首領の其の言葉を聞いて俺は直ぐさま太宰の元へ向かった
太宰 「中也〜、久しぶりだね」
中也 「そうだな」
俺は昔と変わらない様に、太宰に心配をかけないように振舞った
俺は太宰を後にして立ち去ろうとしたがやっぱり気になって仕方の無い事があった、だから最後に太宰に訪ねた
中也 「なぁ、太宰…」
太宰 「なんだい?」
中也 「子供達は元気か?」
俺の言葉に太宰はとても悲しい声で「立派に育ってるよ」と、答えてくれた
俺は満足し、自宅へと帰った
本当は凄く辛くて寂しい、でも彼奴らの為だ「俺は親でもなんでもない…」と自分に言い聞かせる様にずっと言い続けた、言い聞かせていないと俺が親だと思ってしまうから
中也 「元気ならそれでいいんだよ…」
太宰が逃亡してから数日経って俺は探偵社に向かっていた、首領から資料を届けてくれと頼まれたからだ。
でも正直に言って俺は余り行きたくなかった
何故なら今日は休日だ、だから”太宰の子供”が居るかもしれないと頭の片隅で考えてしまったから、そうこうしてるうちにもう着いてしまった
俺は意を決して探偵社の扉を3回ノックした
中也 「邪魔するぜ」
敦 「中也さん!どうかされましたか?」
中也 「手前らに資料を渡しにな」
敦 「ありがとうございます」
俺が資料を渡すと健気な顔でお礼を言ってきた
中也 「じゃあ俺もう行くな」
俺は此処に長居はしたく無かった為直ぐに帰ろうと扉に向かった
敦 「え…あ…はい」
敦は少し寂しそうな顔をして「さようなら」と俺を見送ろうとしていた
俺が扉を開けようとした途端に後から誰かが抱きついてきた
中也 「!?」
驚きの余り勢い良く後ろを振り向くとそのには子供がいた
敦 「ちょっと結糸君!中也さんに抱き着いちゃ…」
敦が其の子の名前を呼んだ途端に俺は子供をもう一度見た、するとその子は嬉しそうに
結糸 「お兄さん僕と髪色一緒!!」
と大きな声で言ってきた
中也 「ッ…」
俺は動揺を隠せずに居た
結糸 「お兄さんお名前は?僕は結糸!」
中也 「お、俺は中也だ…」
結糸 「中也…?」
俺が名前を言うと結糸は何故か少し考え事をした
結糸 「中也って、僕と会ったことある?」
中也 「え…」
思いもよらぬ質問に俺は固まった
敦 「結糸君!中也さんが困ってるから離してあげて!!」
中也 「敦…此奴は良いよ俺も迷惑してねぇから」
そう言ってやると敦は少し安心したような顔になりそれから「あ!」と、大きな声をだした
中也 「どうかしたか?」
敦 「中也さん少しの間結糸君と遊んでくれませんか?」
中也 「え?」
敦 「少し手が足りなくて…結糸君を1人にしてしまっていたんですよ」
それから結糸を見ると凄く嬉しそうな顔をしていた、だから俺は断るにも断れなくて結糸と遊ぶ事にした
中也 「結糸は5歳か…」
結糸 「?そうだよ??」
結糸 「それにしても本当に髪色一緒だね!」
中也 「そうだな」
敦が「確かに…」と呟きながら此方を少し見ていた
数時間経ってから探偵社の扉が開いた、目を向けるとそこには太宰が居た
中也 「ッ…」
太宰 「中也…」
中也 「じゃあ、親も帰ってきた見てぇだし俺は帰るな!」
と、俺が結糸に笑顔を向けると結糸が少し不思議そうに其れと同時に寂しそうな顔を向けてきた、だから俺は「又あったら遊んでやるから」と言い立ち上がった
結糸 「…」
太宰 「…」
俺は太宰の横を通り抜けようと思ったら又誰かに止められた、今度は結糸とは違い俺の手を握った
又々俺は後ろを振り向いた
太宰 「中也…」
中也 「なんだよ…」
俺の手を掴んだのは太宰だった、でも其れとは少し違う違和感が腹部辺りにあった、そちらを見るとそこには結糸とは違う子供がいた俺は結糸の時もそうだったが又少し固まった
中也 「お前…桃花……か…」
俺が無意識に呟いてしまったらしい、其の子供は俺を見た
桃花 「うん、私の名前は桃花だよ」
中也 「ッ…は…離してくれねぇか?」
俺が少し引きつった笑顔を向けると桃花は少し力を弱くした
敦が不思議そうな顔をしてから俺達を見た
俺が困っていると又足辺りに違和感を覚えた為見てみると、さっき迄大人しくしていた結糸が抱きついて来てしまった
中也 「だ……太宰…此奴ら離してくれねぇか?」
助けを求め親の太宰に声を掛けた
太宰 「自分でどうにかしたら?」
中也 「ッ…手前の子だろうが!」
俺が少しイラついた様に声を出すと太宰が俺を睨みつけてきた
太宰 「何?私の子だけど私”だけ”の子じゃない」
中也 「ッ…」
確かにそうだ、此奴らは俺と太宰の子供だから
でも俺は、この4年間子供との触れ合いも扱いも何もかもしていない、その俺が下手に此奴らに話しかけて泣かせでもしたら太宰はどんな顔をするのか俺には想像など出来なくて、怖くなった
だからと言って俺の子に変わりは無い、それなら少しくらい親になってみても天罰は喰らわないか?そんな事を頭で考えながら俺は子供2人に話しかけた
中也 「すまねぇが、俺はもう帰らねぇと行けねぇから…」
桃花 「じゃあ、また来てくれる?」
中也 「は?」
結糸 「今日沢山遊んでくれて楽しかったから、僕も又遊びたい!!」
中也 「で、でも…」
俺はポートマフィア幹部だ、そんな奴が探偵社に毎度顔を出すのは少し気が引けて俺は考えた
桃花 「ダメなの?」((ウルウル
結糸 「僕…お父さんよりも中也の方が好き…」
太宰 「ぇ…」
太宰は凄い悲しそうな顔をしながら俺を見ていた。
でも、太宰の俺を見る目は何処か寂しく愛おしそうな、そんな目をしていた…
不思議間に思い俺は少し首を傾げた
太宰 「ッ…!」
太宰は目を見開いた後、俺に駆け寄ってきた
瞬きを1つしたら俺の視界は真っ暗になっていた。
中也 「??? 」
キリが悪くてすみません。
次回をお楽しみに!!
コメント
6件
もうほんとに尊いです…
これは、ハグか!?ハグか!?(違かったらすみません。戯言だと思ってスルーして下さい)