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ちなみに言うと私もまだ4期見れてません、でも世の中ネタバレ祭りで泣けてきます
⚠️太中
⚠️流血、負傷有
⚠️18歳軸、おださくが登場します。
「っ……!アハ……ハハッ…………!!」
『はい、おしまーい!』
中也の手首を握ると、青白い光が放たれる。
握っていた手を離すと、中也は私に凭れ掛かかるように倒れた。
「……遅せぇ、馬鹿」
『ふふ、面白いんだもの。
中也ってば雑魚に容赦しないんだもの』
「……彼奴…雑魚じゃねーよ、」
右手を見ると、血でべっとりと濡れている。
中也の腹の辺りには赤黒いシミが広がっていた。
「食らっちまった………油断してた」
中也は微かに口角を上げ、左手の親指で顔に飛び散った血を拭き取ると、ふらふらと立ち上がる。
私が止まれと声を掛けるも、彼の足が止まることは無かった。
「手前は黙って見てろ…幹部サマ」
再び汚濁を発動しようとする中也の手を必死に掴んだ。
彼の瞳は、真っ直ぐと私を捉えていた。
「何すんだ手前っ……」
『私より先に死にたいの?狗のクセに生意気。
……中也はそこで大人しく見てて』
「っ……!」
頭を撫でてやると、魔法に架かったかの様に落ちた。
眠る彼に私の外套を掛け、残党に向かって爆竹を投げ込んだ。
向こう側が慌てている内に、通信機に声をかける。
『織田作』
織田[嗚呼、]
織田作を含めたマフィア達が一斉に銃を打ち込んだ。
……作戦成功。
織田[太宰、此方完了]
『了解。撤収していいよ』
皆が一斉に銃を抱えたまま走り去って行く。
織田作が銃をしまいながらこちらに歩いてきた。
織田[中原は負傷か?車に乗せて……]
『飼い犬を連れて行くのは飼い主の仕事だから。 織田作、其方は任せた』
織田[……了解]
織田作が出ていくと、待ってましたと言わんばかりに雨が降り始めた。
流石に置いていくのは可哀想なので、肩を揺すってやる。
『中也、寒いから起きて』
「ん、おわっ……た?」
『ほら、任務完了』
辺りを見回すと、安心したように溜息をつく。
中也の躰は、腹以外に目立った傷は見つからなかった。
「……手前も、ボロボロじゃねーか」
『掠っただけだもの。それより腹の血止める方が先だね
……息吸って』
「…………いってぇ、」
其れほど深い傷では無いが、夙く出血を止めるのが筋だろう。
『……此処だ
成る可く痛くないように抑えるから、呼吸で止めてご覧』
「……其れ、煉〇さんじゃねーか!」
『バレた?中也知らないと思ったのに〜
……血は止まったね。仕方ないから私が連れて行ってあげよう。ほら、確り掴まっていて』
小さな躰を姫抱きにすると、彼はバタバタと足を動かして抵抗した。
「……下ろせ莫迦!!!」
『そんなボロボロの躰で歩いて帰れる訳がないでしょ。
……飼い主の言うことには、きちんと従わなきゃ』
「……誰が手前の狗だよ。大体手前は何で俺の飼い主になろうとすんだよ」
『秘密』
こうやって何度もはぐらかして、中也の弱い所につけ込む。
……我ながら最低だ。
「帰ったら手前が報告書書いとけ。俺は寝る」
『……気が向いたらね』
再び目を閉じた彼の髪の毛を優しく撫で、真っ暗な道を歩き始めた。
(続くよー!)
四期ついにはじまりましたね!
私はまだ見れてません!田舎なのでね。
とにかくワクワクしておりますが、めちゃめちゃに不安でもあるので、みんな生きてることを願ってます()
(そう言えば名前変えてみました)