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僕はルカ オーストラリア出身
1回戦が終わって男の子の死体が運ばれてきた。
真横を通っていくのを見届けた。胸元から血が溢れ出ていて全身傷だらけだ。
向こう側では女の子が、傷だらけになっていた。けど彼とは違って生きているみたいだ。
しばらくすると白衣を着た大人たちが彼女に駆け寄って色々と作業してる。医者とは違う。
何をしているんだろう?
僕も、あんな風になるのかな……
けど別に怖くは無い、殺される覚悟はもう出来ている。
そう、4年前のあの日からーー
5年前、僕は両親に捨てられた。
家は貧乏だった。
オーストラリアの中心が砂漠ということは共通理解だろう。
その真ん中に捨てられたのだ。
食べ物も、飲み物もない。鏡などがあれば運良く空から見つけてもらえる可能性があったが、本当に何も持っていなかった。
僕はただ歩いた。街へ向かって、何時間も、
しかし体は次第に限界を迎えた。
足が棒になって動かない。鉛のようだった。
頭もクラクラして目がまわる。
しばらくして、ついに倒れてしまった。
しかし運が良かった。僕は観光客に保護され、
施設で過ごすことになった。
ここでの暮らしは快適で、何一つ不自由はなかった。けどーー
僕を捨てた両親だけは許せなかった。
そして3年後、街を歩いていると信じられない物を目撃した。見間違いかと思ったが、それは本物だった。
そう、僕の両親が歩いていたのだ。
2人は楽しそうだった。僕がいた頃のあの毎日の不機嫌そうな声や顔はどこへ行ったのだろう?
僕はもう復讐のことしか考えられなかった。
2人をストーキングして路地裏に入った瞬間に2人を気絶させ、空き家へと運んだ。
その空き家はしばらく使われていなく、空き巣も不気味がって寄り付かない。復讐にはちょうど良かった。
すぐにでも殺してやりたかったが起きるまで待った。だって意識がある状態でやった方が苦しむだろう、それで時間を置いたりしたら恐怖でいっぱいになるだろう
数時間後2人は起きた。そして僕の顔を見るなり
みるみると青ざめていく、その様子を見て、これ以上ない幸福感に包まれた。嬉しさで顔がにやける。
2人に歩み寄る。気絶中に拘束してあるから逃げられない。
最初は軽いのがいいだろう。ひとまず身体中の隅々まで殴った。痣だらけだ。
けどまだ足りない。次は手足の爪を1つ1つゆっくりのと剥がしていった。そう、ゆっくりと。
また歯もペンチで取った。少々折れているところもあるがいいだろう。
最後にその爪と歯ををすり潰してお互いの粉末を飲ませた。歯は固くてなかなか砕けなかったので爪だけ飲ませた。
愛し合ってるんだ、よっぽど嬉しいのだろう。2人は号泣していた。
次に2人の頭を鷲掴みにし、向き合わせた。しっかりと目に焼き付けておけ、愛人の顔を
僕は2人の眼球をさっきの歯で潰した。
グチャ
と不気味な音を立てる。
その後すぐに叫び声が響いた。しかしここは街から外れたところにある空き家、誰も来やしない。
僕の復讐はまだまだこんなもんじゃない。
次に家にあったトンカチを持ってきた。
視界を奪われたせいで何を、何時されるのか分からずに一生恐怖に襲われている。まだ何もしていないのにーー
ひとまず鼻を思いっきり叩いてみた。
また、嫌な音を立てて叫び声が響き渡る。
そして指の1本1本、身体の背骨など、隅々の骨を粉々に粉砕した。死なない程度にね
頭蓋骨や心臓は壊さなかった。まだ死んでもらっちゃ困る。
けど、少し休憩させてあげよう。僕は2人を置いて湯を沸かし始めた。
この家はガスコンロがあるのでこうやって熱湯を作ることができるのだ。
数十分後、早速できた熱湯を耳に流し込んだ。
流石に軽かったかもしれない。思ったより暴れなかった。ジタバタはしていたけど……
まあいい、次はロウソクに火をつけて蝋を溶かした。それをまたもや耳に流し込む、ついでに口にも流し込む。じたばたしている。
最初はまた叫び狂っていたが口のロウが固まって、上手く声を出せなくなっていた。
反応も薄くなってきたし、そろそろ終わろう。
トンカチで今度は壊し忘れがないように隅々まで、何度も、何度も、ぐちゃぐちゃにしていく。
あっという間にグロい肉の塊が出来上がった。
それを僕はどこに隠すかは決めていた。
まず全部を真空ボックスに入れる。
床に染み付いた血は取れるだけ取って、あとは床を壊して証拠隠滅した。
箱を鞄に入れて僕はあの思い出の場所へと歩いた。電車を使い、出来るだけ近くへと
どれだけ歩いただろうか?
今回は水や食料を持っているといえど、クタクタだった。
しかしそれを吹き飛ばす爽快感に包まれた。
そう、あの場所に着いたのだ。僕があの日、捨てられた場所へ、
すぐに砂に穴を掘って箱を埋める。きっとしばらく経てばここ砂がつもり、死体はバレない位置に埋まってくれるだろう。
これで僕の復讐劇は終わった。はずだった。
よく考えたら2人を殺したんだ、もしかしたらバレるかもしれない。あの施設にはもう戻れない。
というか服に血などの死臭が染み付いている。完全にバレるだろう。
僕は覚悟を決め、また歩き出した。
世間にはルカが行方不明になったと知らされた。
しかしその情報はすぐに埋もれていった。何故ならその日からオーストラリアでは謎の連続殺人事件が起こるようになっていたからだ。それは1年間、つまり異常気象の今まで続いていた。
何故そんなにも続いていたのか、犯人が見つからないのか、それはーー
死体が足りないのだ。骨や血、臓器の1部くらいしか残らない。まるで誰かに食い散らかされたように……まあ、情報が足りなさすぎる。
けどルカは何処かにいる、もしかしたらこの事件にも関わっているのかもしれない。