テラーノベル
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爱 . @ 新垢
しろニキ付き合ってます
でもシードはニキが好きです
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ガヤガヤとした居酒屋。
最強無敵連合での打ち上げは、思ってたよりずっと騒がしかった。
「いや今日の企画マジで面白かったよね!」
「それな!マジ神企画だったわ!」
あちこちで盛り上がる声。
グラスのぶつかる音。
——その中で。
「ニキ、飲みすぎやろ」
しろせんせーが、呆れたように言う。
「だいじょーぶだってぇ…」
すでに顔が赤いニキは、ぐでっとテーブルに体を預けている。
「全然だいじょばないわ」
「うるさいなぁボビー…」
その呼び方に、周りが「また出た」みたいな顔で笑う。
付き合ってるのは周知の事実。
だからこの距離感も、いつも通り——のはずだった。
「ほら水飲め」
しろせんせーがグラスを差し出す。
「んー…あとでぇ…」
受け取る気ゼロ。
その様子を、向かい側で見ていたシードが、ふっと笑う。
「相変わらずじゃの」
「ほんまやで」
りぃちょも笑いながら頷く。
「ニキニキ、顔真っ赤じゃーん笑笑」
「え〜?そんなことないし〜」
否定しながらも、視線がふらふらしてる。
——完全に酔ってる。
そのまま、ぐいっと体を起こして、
「シードぉ〜」
急に呼ぶ。
「ん?」
「なんかさぁ…」
席を立つ。
そして——
そのまま、ふらっとシードの方に歩み寄って行く。
「っ、おいニキ」
しろせんせーが声をかけるけど、止まらない。
「シード、聞いてよぉ〜」
そのまま——
ぎゅっと、抱きつく。
「っ!?」
一瞬、空気が止まる。
ニキの腕が、シードの背中に回る。
酔った体重がそのまま預けられて、距離はゼロ。
「ちょ、ニキ…」
シードの声が少しだけ揺れる。
でも——
嫌そうでは、ない。
むしろ。
「どうしたん」
少し低く、優しくなる。
ニキの背中に、軽く手を添える。
「なんかさぁ…ボビーがさぁ…」
むにゃむにゃと、シードの肩に顔を埋める。
「うざい〜…」
「は?笑」
しろせんせーの声。
冗談っぽく笑う。
でも、目が笑ってない。
「俺がうざい?笑」
静かに問いかける。
でもニキは気づかない。
「だってさぁ〜、すぐ怒るし〜」
「怒ってへんわ」
「怒ってるってぇ〜…」
ぐりぐりと、シードの胸元に顔を押しつける。
完全に甘えてる動き。
その様子に、
「うわ〜」
キャメロンが小さく声を漏らす。
「これはまずいね」
弐十がぽつり。
「修羅場の匂いしかしないねー笑笑」
キルシュトルテが楽しそうに言う。
でも——
誰も止めない。
止めたら面白くなくなるって、分かってるから。
「……ニキ」
しろせんせーが、ゆっくり立ち上がる。
その動きに、空気が少しだけ張る。
「こっち来い」
落ち着いた声。
でも、圧がある。
「やだぁ〜」
即答。
「シードといる〜」
「……」
一瞬、沈黙。
「へぇ」
小さく笑う。
でもやっぱり、目は笑ってない。
そのまま近づいてくる。
「シード」
名前を呼ぶ。
「それ、離してもらってええ?」
穏やかな言い方。
——でも、完全に“お願い”じゃない。
シードは、少しだけ視線を上げる。
「嫌じゃ言うたら?」
軽く返す。
でも、ニキの背中に添えた手はそのまま。
むしろ、ほんの少しだけ引き寄せる。
「……」
しろせんせーの眉が、わずかに動く。
「酔っとるだけやろ」
シードが続ける。
「今くらい、ええじゃろ」
正論。
少し微笑むシード。
でも——
「よくないやろ」
即答。
「俺のなんやと思ってんねん」
その一言で、空気が変わる。
ニキはまだ状況を理解してない。
「ん〜…?」
ただ、シードにくっついたまま。
「……ニキ」
しろせんせーが、すぐ近くまで来る。
しゃがんで、目線を合わせる。
「こっち見て」
「やだぁ〜」
顔を埋めたまま。
「シードのが優しい〜…」
「……っ、」
その言葉に、シードの指が少しだけ動く。
嬉しい。
——でも、同時に分かってる。
これは“本気”じゃない。
だからこそ、余計に厄介。
「ほら」
しろせんせーが、ニキの腕を軽く掴む。
「帰るで」
「え〜…やだぁ…」
ぐずる。
でも。
「……ニキ」
今度は少しだけ低くなる。
「あとで覚えてへんとか、許さんで」
その声に、ニキが少しだけ反応する。
「ん…?」
ゆっくり顔を上げる。
目が合う。
その瞬間。
「……あ」
ほんの少しだけ、酔いが引くみたいに固まる。
「ボビー…」
「来い」
短い一言。
逆らえない空気。
「……」
少し迷ってから、
ニキはゆっくり、シードから離れる。
その瞬間——
シードの手が、ほんの一瞬だけ名残惜しそうに動いた。
でも、すぐに引く。
「……行きんさい」
小さく笑う。
いつもの調子に戻して。
「彼氏さん待っとるけえ」
「……うるせぇ」
ニキがぼそっと返す。
でも、耳が少し赤い。
それを見て、
しろせんせーが小さく息をつく。
「……あとでちゃんと話そか」
静かな声。
——優しいけど、逃がさないやつ。
「っ、はいはい…」
誤魔化すように返しながら、
ニキは少しだけ、後ろを振り返る。
シードと目が合う。
「……」
何も言わない。
ただ、少しだけ笑う。
その笑顔に、
胸の奥が、ちょっとだけざわついた。
理由は——まだ分からないまま。
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はじめて書いたので変なところがあれば教えてくださると嬉しいです‼️
コメント
2件
小説書くのめっちゃ上手くない?!?! srさんとsdさんのnkさんの取り合い…✨♡ 最高だったありがとう😭😭💕