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登場キャラクター
入野自由:中学1年生の天才バスケプレイヤー。ツンデレで、少し生意気だが、周囲から愛される存在。
梶裕貴:自由と同じチームのムードメーカー。自由をからかうのが趣味。
内山昂輝:対戦相手のエースプレイヤー。クールで寡黙だが、自由に興味を持つ。
宮野真守:自由の兄のような存在で、自由を励ます存在。バスケ部のコーチ代行。
下野紘:チームのサポート役で、練習熱心だが少しドジ。自由の成長を陰ながら支える。
神谷浩史:学校の教師で、自由たちのバスケ部顧問。冷静だが、時に厳しいアドバイスを送る。
シーン:試合後の更衣室
(チームは試合に負けたばかり。更衣室には重い空気が漂っている)
梶:「はぁ…負けたなぁ。まぁ、俺たち相手が強すぎただけってことで?」
下野:「梶くん、それ言っちゃうの?」
入野:「お前ら、練習しなさすぎなんだよ。俺がどんだけ走ったと思ってんだ!」
宮野(笑いながら):「いやいや、自由も頑張りすぎて空回りしてただろ?」
(自由は少しむっとして、タオルで汗を拭きながら壁にもたれる)
入野:「俺だけじゃ勝てないのわかってるけど…もうちょっと考えろよ。」
神谷(厳しい口調で):「自由、負けたのはチーム全員の責任だ。一人のせいにするな。それがエースの役目だろ。」
入野:「……っ。」
(自由が言い返そうとするが、言葉を飲み込む)
シーン:体育館の外
(自由はひとり、体育館の外でシュート練習をしている)
内山(遠くから):「一人で練習してたらまた空回りするぞ。」
入野:「…お前、さっきの試合で俺を抜いたやつだろ。」
内山:「抜いたんじゃない。お前が焦って自滅しただけ。」
入野:「はぁ?!」
(自由がムッとするが、内山は表情を崩さずにボールを拾い上げる)
内山:「でも、お前のプレイには芯がある。無駄な動きが多いけど、強い想いが伝わる。」
入野:「……。」
内山:「次、対戦するときはもっと強くなってこい。じゃないと、俺が物足りない。」
(内山が去ろうとするが、自由が叫ぶ)
入野:「お前こそ覚悟しておけよ!次は絶対負けないからな!」
シーン:宮野と自由の会話
(宮野が練習を見に来て、自由に声をかける)
宮野:「なんだかんだで練習してるんだな、自由。」
入野:「…兄ちゃんみたいに言わないでくれ。」
宮野(笑いながら):「だって、俺は自由の兄みたいなもんだろ?」
入野:「……兄貴なんて、いらない。」
宮野:「ツンデレもほどほどにな。お前が本気で悔しいと思ってるのは、みんな知ってるよ。」
(自由は一瞬驚くが、ボールを握りしめてうなずく)
シーン:試合後の帰り道
(梶と下野が自由を待ち伏せている)
梶:「自由ー!明日の練習、俺たちの特訓付き合ってくれる?」
下野:「次こそ、絶対勝とうな!」
入野(少し照れながら):「……まぁ、いいけど。」
梶(笑いながら):「ほら、ツンデレ発動!」
入野:「黙れ!」
(3人が笑い合いながら帰る。遠くで内山が彼らを見つめ、ほのかに微笑む)