ngs🐟🍴×skyr🍇
注意
◇ご本人様には一切関係ありません
◇nmmnです
◇地雷&苦手な方はお早めにご退出
◇この先、名前の伏せ字なし
◇暴力(首締め)、不穏な描写があります
◇展開上、🐟🍴が悪い人になってます
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〈酒寄目線〉
あれから、どれくらい経ったんだろう。
あの日は確か、好きな酒と肴を持って家に行って、楽しく呑んでた。
そしたら急に意識が暗転して………
気がついたら、だだっ広いこの殺風景な部屋に鉄の鎖と共にいた。
あるのはベットと机、机には大きな水のピッチャーグラスがある。
鎖は思ったよりも長い。部屋の端から端まで届く長さだ。
だが、この部屋にある唯一の出口であるドアには触れられない。
どうせ、その扉も鍵がかかって開かないだろうし。
俺は、もう同期や先輩たちに会えないのだろうか。
(……それは、嫌…だな)
陽の光が届かない部屋は天井に吊された照明で嫌というほど明るく照らされているのに、なぜか薄暗く思う。
ngs「おはよう、颯馬」
微笑んで入ってきた渚。
手にはトーストプレート。
ngs「昨日はよく眠れた?」
毎回、こんな調子だ。
ずっと笑顔を張り付けたような顔で俺に一方的に話しかけてくる。
skyr「渚」
ngs「ん?なに?」
skyr「いつになったら俺は外に出られる?」
ngs「颯馬は出たいの?」
俺が外の話をすると、渚は途端に雰囲気を変える。
なんというか、目が……
途端に光を失うようになる。
ngs「俺、嬉しいんだよ。颯馬がここに来た時は、泣いてご飯も口にしてくれなかったのに、今はこうやって美味しく食べてくれて」
ngs「やっぱり颯馬のかっこいい顔には笑顔、だよね」
その時、扉の向こうから物音が聞こえた。
何か、ベルのような甲高い音。
ngs「こんな時間に誰か来たのかな…ごめん颯馬、このご飯、食べてて良いからね」
そう言って渚は扉の外へ出ていった。
俺は、一生このままなのだろうか。
そう思うと、空いているはずの腹にもご飯が落ちない。
もう何も食べたくない。
誰か、助けて
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〈渚目線〉
こんな朝っぱらに誰だ。
今日のコラボ配信までまだ何時間もあるし。
でも今日の颯馬、かっこよかったなぁ…
泣いてる時は可愛いに全振りしてたけど、
やっぱり颯馬は素はかっこいいからなぁ。
ngs「はぁ〜い、今出ます〜」
ngs「って、小柳先輩!?」
玄関先には、小柳先輩、そして酔っているであろうオリバーさんとそれを背負ったセラフ先輩、四季凪先輩がいた。
skng「ごめん、渚くん。オリバー先生酔っちゃって…ちょっと置かせてもらえない?」
ngs「何時まで呑んでたんですかwどうぞ、入ってください。綺麗じゃ無いですけど」
skng「ありがと〜」
ちょっと予想外だな。
できるだけこの家には誰も入らせたく無いんだけど…
ま、すぐ帰ってくれるだろう。
1人は酔っ払いだし、何も他人の部屋を勝手に開ける人たちでもない。
olv「んん〜…トイレ…」
srp「オリバーせんせ、トイレだって」
skng「あ、ごめん渚くん、トイレ借りて良い?」
ngs「もちろん。こっちです」
kyng「この酔っ払いは俺が連れてくよ。凪さんとセラ夫さんはここまでで疲れたっしょ?」
skng「この人無駄にデカいからね…ごめん、ありがとロウくん」
トイレまで案内しよう。
酔っ払いにドアを開けられでもしたら、たまったもんじゃ無い。
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〈四季凪目線〉
渚くんの家の廊下を歩く。
酒寄くんがいなくなって1ヶ月。
その時から明らかに事務所の仕事を断り、
交流をしなくなった渚くん。
同期で相方のような立場の者がいなくなったからと思えば分からなくも無いが、
どうやら、最近彼は1人分の食料以上の食べ物を買い込んでいると、様子を見に行った七瀬さんが言っていた。
疑いたくは無いが…酒寄くんがある可能性が1番あるのがここだ。
なので、オリバー先生に一芝居打ってもらって、私たちはフリーになり、酒寄くんを探すことにした。
srp「アキラ」
skng「ん?」
srp「この部屋」
セラ夫が壁に手を当てて、私を呼ぶ。
私も手を当ててみると、他の部屋の壁より、冷たい気がする。
コンコン、と壁を叩いてみると案の定、
コンクリートのような、からりとした音が返ってきた。
srp「この部屋だね」
ガチャ
ドアを開けると、そこには無機質な部屋、朝にはにつかわしく無い完全照明の明かり。
そして、ベットに無気力に座る酒寄くんがいた。
skng「ッ酒寄くん!」
skyr「!!四季凪先輩!」
そうやって、駆け寄ろうとした。
だけど
skyr「ッ先輩、うしろ」
「あぁ〜あ、見つかっちゃったか」
skng「っ!……渚、くん」
振り返るとそこには笑みを浮かべた渚くんがいた。
ngs「おかしいと思ったんですよ。オリバー先生がトイレしてる間、小柳先輩が妙に話しかけてくるし」
渚くんが部屋の中に入っていく。
酒寄くんを守らなければ
ngs「やっぱり怪しまれちゃってたか〜。せっかく俺と颯馬、2人の生活楽しんでたのに。ね?颯馬」
ngs「でもま、いっか」
渚くんが酒寄くんの首を両手で包む。
ngs「これで俺と颯馬の愛が深まるなら」
skyr「ッかはッ…グがッはッ…やめ”ッ」
srp「っ!やめ____ 」
ngs「それ以上入ってこないでください」
ngs「こんなに可愛い顔をした颯馬が動かなくなっても、いいんですか?」
srp「くっ…」
skyr「ぁがッ…ゥ”はッ…ぅ…カヒュッくふッ」
ngs「やっぱり颯馬は歪んだ顔が1番似合ってるよ♡」
「良い加減にしろ」
ngs「ッえ」
渚くんの首元に刃物が光る。
kyng「その手、放せ」
ngs「ふはっw別に、俺は死んだって良い。俺は颯馬さえいれば…! 」
kyng「なに勘違いしてんの。これ、お前じゃなくて、お前の愛しの酒寄くんに向けたんだけど?」
そう。
別に、酒寄くんを探すだけなら俺とセラフだけでよかった。
ロウくんを連れてきたのは、他でも無い。
現役の、その手の人物がいる。
それだけでどんな状況でも対応可能だ。
ngs「………」
渚くんが、酒寄くんから手を離す。
skyr「ッかはッ…はッぁッヒュッ…はぁッ」
olv「救急車は呼んでおいたよ」
skng「ありがとうございます」
殺風景な部屋には
荒い呼吸をする酒寄くんと
放心状態の渚くんがいる。
これから2人はどうなるんだろうか。
……それは私の気にするところではないか。
そういえば、
なぜ酒寄くんは逃げなかったんだろう。
ドアに鍵はなかったし、
部屋にあった鎖は、
酒寄くんには繋がっていなかったのに。
コメント
3件
謎が深くて凄すぎる…!クオリティが高すぎて口開けっぱだった、、ありがとうございます🙇♂️🙇♂️🙇♂️