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nsrb
「ネスくん急にごめんね」
「いいんですって!るべさん!」
「それよりこの街守ってくれたのが嬉しいんで!」
「そーかな…? ヒーローとしての仕事しただけですし…」
「もーそんなこと言わないでくださいよー!それよりお風呂入ってきてください!お湯溜めてるんで!」
「え?いいの?ネスくん先じゃなくて」
「いいんですって!」
「じゃあ、先入らせてもらうね」
「あ、着替え持っていくんで途中入りますよ」
うん、と短く返事をする星導を風呂場まで連れて行き自分の服を取りに行く。星導と身長は言うて変わらないので服のサイズの心配は無い。あの人は細いがオーバーサイズの服を一応持ち風呂場へ行く。「洋服置いときますね」そう伝えると風呂場から返ってくる声は普段とは違い緩くなっていて生を感じられて不覚にも興奮してしまう。
暫くすると風呂場から出てくる。普段から色気は多少あるものの今回は風呂上がりということもありいつも以上に色気が増していた。髪を濡らした状態で出てきた彼に見惚れてしまっていた。星導の声ではっとする。こんな見られてたさすがに怖いよな。自分も早く風呂に入らなくては、そう思いドライヤーを探していた星導にドライヤーを渡しすぐに風呂場へ行く。
――
偶々そこで出会ったネスくんに今日は家を借りている。というか泊まらせてもらっている。遅くまで任務があり疲れ果てていたところをネスくんにみつかりそこから半ば無理矢理連れてこられた。まぁ、密かに思いを寄せていた自分にとっては好都合。
GTAの時から自分(ひろふみ)に向けて一途な思いを向けてくれて嬉しかった。ほぼ対面で話す機会も無いというのに頻繁に話しかけてくれて、自分に夢中になってくれて嬉しかった。服もいい匂いがして、ネスくんに包まれているような気がして落ち着く。シャンプーからも通りすがる度匂う匂いがして自分も今限定でこの匂いに包まれて、ネスくんと同棲してる気がして恥ずかしくなってくる。
「な〜に考えてんすか」
「ぇ!?」
気づいたら上がってたのに全く気づかなかった。びっくりして自分の声は物凄く情けない声が出た。
――
風呂から上がりリビングに行くと頬を少し赤らめた状態で服を嗅いでいるるべさんがいた。俺がドアを開けたことも気づいていないようでずっと服を匂っていた。俺が話しかけると情けない声を出てびっくりしていた。やっぱりこの人は可愛い。何を考えていたのかもう一度問い質すと、困惑したような表情で何も言わなくなってしまった。
「俺の匂いそんなに落ち着くすか?」
そう言うと恥ずかしそうに少し頷く。可愛すぎる。
「へ、っぁ?」
声に出てしまっていたのだろうか。先程より比べ物にならないほど赤面をしたるべさんがこちらを見た。もうここまできたら吹っ切れてやろう。
「ちょー可愛い。ほんとにずっと。るべさんのこと好き。めっちゃだいすき」
「ぉ、ぉれ、も、」
恥ずかしそうにたどたどしく言う言う姿が可愛くて。気づいたら押し倒していた。
「優しくね…?」
「どうですかね」
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