コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
俺の名前は南雲優斗(ナグモユウト)
朝起きて仕事に行き、残業して帰り、
寝てを繰り返すだけのただの一般人だ
俺は今死にかけていた
会社に行く途中の信号で足踏している時
横にいた子供が急に飛び出してしまい、
それを庇う感じで俺はトラックに轢かれてしまった
南雲(クッソ、頭が割れるように痛い…)
事故の周りにいた人がたくさん寄ってきた
男性「大丈夫ですか!?」
女性「私救急車呼びます!」
なんて話し声が聞こえてくるが、自分でもうこれは助からないなと悟っていた
南雲(まあでも 一人寂しくいつか人生終えるより、 誰かの命を救って死ねたなら俺の人生も意味があったといえるよな)
少年「僕のせいで、ごめんなさい、、」
少年は泣きじゃくった顔でそう言った
南雲「気に、するな、、」
俺は息を引き取った
俺は死んだのだ
南雲「ってさっき俺死んだよね?」
間違いなく死んだのだが、知らない空間で目が覚めた
?「お目覚めですか?」
そこには明らか世界観が違う女性が椅子に座っていた
南雲「えと、あなたは、?」
シエラ「私は女神シエラ。貴方様にこの世界を救って欲しいのです。」
南雲(この世界?って事は異世界転生でもしたのか、?あれコスプレじゃないんだ、)
シエラ「コスプレではありませんよ。失礼しちゃいますね」
南雲「ごめんなさい」
異世界に来て早々に怒られた
心の中で呟いたのに考えてることが読めるのか
さすが異世界、嫌な能力だ
南雲「ところでここは?」
シエラ「ここは女神の園。あなたとお話がしたく、魂をここに呼んだのです」
信じられないがきっとほんとに異世界なんだろうな
南雲「なるほど。先程この世界を救ってほしいと言ってましたけど、何をしたらいいのです?」
シエラ「この世界シュマリで今危機が迫っています。」
南雲「危機?」
シエラ「はい。この世界で魔女と呼ばれるものたちを浄化して欲しいのです」
南雲「魔女?と言うのはなんですか?」
シエラ「元々は普通の女の子なのです。ですが、死を感じたり人として弱ったりした時魔女の力が発現してしまうことがあるのです。元々この世界には魔法や特殊な能力が存在しますが、その魔女の力が発現してしまうともっている力が暴走し、理性を失い周りの人にも被害を与え、己の寿命も大きく削れてしまうのです。死ぬまでそれが続いてしまうのです」
南雲「その子たちを救って欲しいと言ってましたが、どうすればいいのです?」
シエラ「貴方にはこれをお渡しします」
南雲「この杖は?」
シエラ「この杖は宝杖セイン。先に付いている宝玉には浄化の力があります。その浄化の力を使い魔女たちを力から解き放ってほしいのです。そうすれば普通の少女に戻せるはずです。」
南雲「よかった。浄化したからと言ってその子が消えてしまうのかと思いました」
シエラ「消えてしまう事はないですが、魔女になった期間が長いとそのまま死んでしまう場合もあります。ですが魔女の力で苦しんだまま人生を終える子を私はもう見たくないのです、」
南雲「なるほど、完全ではないものの大体は理解しました。」
シエラ「貴方に危険な目に合わせることになりますが、引き受けてはくれませんでしょうか?」
南雲「その答えを出す前にいくつか質問よろしいですか?」
シエラ「私が答えられることならなんでも」
南雲「まず、何故私なのでしょうか?」
シエラ「この宝杖セインは前提として清き心の持ち主にしか力を発揮しません。持っていたとしてもこの杖に選ばれなければ使うこと自体出来ないのです。私は貴方の世界を見ていた。
貴方はあの少年を庇って死を迎え、魂が去ろうとしていた時この杖が貴方を選んだのです 」
南雲「俺にはその杖の適性があり、選ばれたと、わかりました。二つ目の質問です。女神様に失礼かもしれませんが女神様自身で浄化を行うのはダメなのでしょうか? 」
シエラ「私はこの世の魔女を救いたいと思って長い時間と私の魔力を使ってこの杖を作りました。ついに浄化の力を持った杖は作れたものの、その引き換えに力を失いこの杖を使うことができないのです。」
南雲「なるほど、、 」
南雲「あの、、その魔女と呼ばれる人が困っているのならば助けたいです
シエラ「あなたは怖くないのですか?強大な力を持っているために辛いことやしんどいこと、死ぬことだってありうることです」
南雲「もちろん怖いです。怖いですが、きっとその子達の方が怖いと思うのです。私は一度死んだ身です。だったらどこまで出来るかはわからないけど救えるものがあるなら救いたいのです」
シエラ「あなたはお優しいのですね。南雲さん、よろしくお願いします。」
南雲「はい!任せてください。できる限りやってみます」
シエラ「貴方にはいくつかスキルを授けます。」
南雲「ありがとうございます!」
シエラ「授けたスキルもは鑑定、回復魔法のヒール、基本魔法の火、水、風、土の魔法です。これらを活用してください。貴方ならきっと上手くやれると思います。」
南雲「はい!ではお願いします」
女神が魔法陣で俺をシュマリの世界に飛ばしてくれた
これから俺の異世界を救う冒険が始まる、、