”冬”
※らだぺん
※学パロ
※ご本人様とは一切関係ございません
※何でも許せる方のみ
ハラハラと宙を舞う白い雪。ひんやりと冷たい空気。
季節はすっかり冬になっていた。
ぺ「寒いー!」
ら「だから言ったのに」
ぺ「俺生きて帰れる気しない·····」
ら「大袈裟だろ 」
今は友達のらっだぁと下校中だ。
何も防寒着を着てこなかった俺は寒さに凍えていた。
今朝らっだぁに寒くなるからと言われたが、大丈夫だろなんて思っていた俺を殴りたい。
今着ているのは、いつも着ているパーカーだけだ。
ぺ「これ、雪積もるかな」
ら「どーだろ」
ぺ「積もったら遊ぼーぜ!」
ら「遊ぶほど子供じゃないから」
ぺ「関係ないだろ!?」
ら「1人で遊べば〜?」
いちいち突っかかってきてうざい。
日常茶飯事だから慣れたけど。
すると突然首に暖かいものが触れた。
ぺ「わ、なに?」
ら「やる」
よく見てみると、らっだぁがいつも巻いているマフラーだった。
ぺ「らっだぁは寒くないの?」
ら「そんなに」
ぺ「まじ?サンキュー!」
らっだぁがさっきまで巻いていたのもあって、マフラーは暖かく冷えきった首元暖かくなっていくのが分かる。
俺は思わず顔埋めてぬくぬくしてしまう。
ら「やば」
ぺ「ん?」
ら「可愛すぎ」
ぺ「なにがー?」
ら「ぺいんとが」
ぺ「··········は、!?」
ら「そんなに俺のマフラー良かった?」
ぺ「ち、ちげーし!」
俺はそう言われ恥ずかしくなり、マフラーを取りらっだぁ投げつける。
ぺ「1人で帰る!」
ら「待ってよ〜笑」
来んな!なんて言いながらも一緒に帰る。
不覚にもドキッとしてしまったのは寒さのせいにしてしまおう。
ぺ「可愛いなんて言われたら意識するからやめろよな·····」
俺はらっだぁに聞こえない声量で呟く。
冬も悪くないかもな。
END
コメント
2件
最近まじ寒いですよね… こういうあったかいほのぼのもいいですね…(?