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さぁ今日を楽しみにしていた!!
またあの頃のスターが見れる!!
出来るもんならトスも上げたい!!
綺麗なオレンジコートのある会場へ行こう、背番号12と書かれた大きな背中を見に行こう
「宇内さん!行きますよ」
自宅から電車乗り換え2回、新幹線1本、タクシーを使ってやっと着く懐かしい場所
それを思うのは俺だけじゃなく、宇内さんも、宮治も、月島も山口も谷地さんもきっとそうだ
仙台カメイアリーナ、東京から宮城は物凄い時間がかかったが推し(夫)が出る舞台はやはりなんとしてでも会場まで見に行きたいものだ。
赤葦「Aの12…あ、ここだ」
??「えっ…」
赤葦「ん?」
赤葦「え?月島!?」
月島「赤葦さん!?」
月島「偶然ですね…赤葦さんは、やはり木兎さんを見に? 」
赤葦「うん、やっぱ現地で見なきゃ気が済まないからね」
月島「…赤葦さんって確か…東京住ですよね」
赤葦「うん、けどそれがどうした?」
月島「結構時間かかったんじゃ…」
赤葦「朝10時から頑張ってきた」
月島「凄いですね…」
赤葦「月島は誰目当て?」
月島「まぁ、あの日向と影山を見に」
赤葦「やっぱり笑2人とも凄い成長したもんね」
月島「はい、日向はビーチバレーで修行したとか」
赤葦「えっ!?日向ビーチに行ったの?!」
月島「らしいですよ、ブラジルで頑張ってくるって」
赤葦「はえ〜、行動力半端な〜…」
月島「…赤葦さんの隣の人って知り合いですか?」
赤葦「ん?あぁ、紹介するね」
赤葦「漫画家の宇内天満さん、俺はこの人のアシスタントをしてるんだ」
月島「そうなんですか!はじめまして、月島です」
宇内「あぁ、はじめまして宇内と申します…」
カチッ
赤葦「お、もうはじまる」
「さぁ!!選手の入場です!!」
「背番号9番!!アドリアトマスー!!」
宇内「アナウンスの人テンション高いですね…」
赤葦「確かに笑でもこのくらいのテンションにしないとMSBYの誰かさんが拗ねるかもしれないから」
宇内「?誰かさんって?」
赤葦「これから来ます!それで多分勘づきますよ」
宇内「?」
「さぁ次は!背番号15番!! 」
「佐久早聖臣ー!!」
赤葦「佐久早凄い嫌そうな顔してる笑」
月島「こーゆーテンション嫌いなんでしょうか?」
赤葦「多分大の嫌い」
「背番号12番!!」
赤葦「!!」
「木兎光太郎ー!!」
月島「えっ!?」
赤葦「側転!?」
宇内「やば…」
宇内「赤葦さん、俺、アナウンスがこんなにテンション高い理由」
赤葦「これ見たら誰でもすぐわかりますね笑」
「そして!!背番号13番!! 」
「セッター宮侑ー!!」
「きゃー!!」
月島「やっぱり宮侑女性人気高いですね」
赤葦「あの顔とプレイスタイル、出身地が多分女性を引き寄せてる気がする」
「ブラジルからおかえり!!背番号21番!!」
「日向翔陽ー!!!!」
日向「来たぞ!!」
烏野メンバー「おかえりー!!!!」
赤葦「あははっ」
宇内「なんで笑ってるんですか…?」
赤葦「いや、かわいいなと思って」
赤葦「俺は今おかえりと言った人たちを全員知ってるんで、懐かしくて笑っちゃいました」
宇内「そういうことね」
数時間後…
宇内「凄かったですね!!あんな状態からトス上げたり、背面ショットしたり!!」
赤葦「俺も正直驚きました…」
宇内「?見てくださいあれ!!選手がボールにサイン書いてますよ」
赤葦「ん?あぁ、あれはサインボールを観客席に投げて取った人がそのサインボールが貰える一種のファンサービスみたいな物ですね」
宇内「こっちに来ちゃったらどーしよー笑」
赤葦「まさか笑」
「木兎選手はなんと結婚相手に向かって投げるそうです!!!!」
赤葦「はっ!?」
赤葦「すみません俺帰ります!!」
宇内「えっ嫌でもまだ木兎さんなげてませんよ!?」
赤葦「こっちに来るからです!!」
「木兎選手大きく振りかぶったー!!」
宇内「赤葦さん前!!」
赤葦「うわっ!!」
パシッ…
赤葦「…取っちゃった」
宇内「ど、どうしましょう!後ろの方の人が結婚相手かも!!」
「木兎選手…違う人に当たったのでは? 」
木兎「いや!!正真正銘あの人!!」
「えっ!?男の人なんですか!?」
木兎「うん!!」
「えぇー!?」
宇内「うそ…赤葦さんなんだ….」
赤葦「…///」
赤葦「俺、前行ってきます…///」
宇内「えっ!?どうゆう事!?」
木兎「なんですがここで言います!」
木兎「公表してませんでしたが、木兎光太郎は、高校卒業後結婚しました!!」
えぇー!!!?!
ザワザワッ…
木兎「チラッ」
木兎「!!京治」
赤葦「光太郎…」
木兎「来てくれてありがとう、コート立つ?」
赤葦「…いや、大丈夫」
赤葦「う、後ろ」
木兎「??」
木兎「ってカメラ居るじゃん!!」
木兎「俺の京治観ないで!!」
ギュッ…
赤葦「うっ…」
赤葦「光太郎!!観客の目痛い!!やめて!!」
木兎「あぁ、ごめん!!」
木兎「でも京治の事テレビに写したくない!!」
赤葦「俺上がるよ」
宇内「…本当に…奥さんなんですね…」
赤葦「…はい」
数分後…
ポタポタッ…
宇内「!!赤葦さん鼻血!!」
赤葦「へ?」
赤葦「ほんとだ…ティッシュ…」
宇内「どうぞ!これ使ってください」
宇内「急に出てきました?それとも、どこかぶつけたとか」
赤葦「急にですね…」
宇内「とりあえず血止めましょう」
赤葦「はい…」
数分後…
宇内「止まりませんね…赤葦さん体調は? 」
赤葦「…具合悪い…」
宇内「鼻血出て何分経ってる…?」
月島「…10分は出てますね…危ない…」
宇内「止まる気配が見えない…」
月島「大人しく救急車呼んで見てはどうでしょう?」
宇内「うん、呼ぼう、このままにしても赤葦さんが危ないだけだ」
救急団員「ーー?」
宇内「ーーー、ーーー!」
救急団員「ーー。」
木兎「…?」
木兎「けーじ…?」