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「…」
起きるとあの明るい顔が見えない
寝ても覚めても変わらないあの顔が、ない
木兎「大丈夫!?けーじ!!」
あ、あった。
赤葦「こーたろー…ここ、どこ?」
木兎「病院!!けいじ鼻血沢山出てたから血足らなくなってここに運ばれたんだよ!!」
赤葦「…そうだったっけ?」
赤葦「俺、こーたろーの試合見に行ったはずじゃ?」
木兎「その後に鼻血出したの!!」
赤葦「そうなの?」
木兎「うん!今は?具合悪くない?」
赤葦「今は大丈夫、でもなんで鼻血がでたんだろ…」
医者「木兎さん!起きましたか?」
木兎「んっと〜…どっち?ですか?」
医者「あぁ、京治さんの方です」
赤葦(木兎?あぁ、もう「赤葦」京治じゃないんだ)
京治「木兎京治なんだな…ボソッ」
光太郎「…俺と同じ苗字で嬉しいでしょ!!」
京治「とっても笑」
医者「…えっと」
京治「あぁ!すみません!!」
医者「状態の方は?」
京治「問題ないです。あの!!俺、なんで鼻血出して倒れたんですか!?」
医者「働きすぎ…ですかね、」
医者「十分な睡眠を取っておらずに働いてましたね?」
京治「…はい 」
光太郎「えっ!?」
医者「それでは…」
ガラガラガラッ…
京治「…」
光太郎「京治」
京治「ビクッ」
光太郎「働きすぎって、どうゆう事?」
京治「…こーたろーの試合のためにやらなきゃ行けない事寝ずに全部やった…」
光太郎「…へ〜」
京治「ごめんなさい」
光太郎「じゃあ、今寝よう!!!!」
京治「えっでも、」
光太郎「ほら!!寝かしつけてあげるからさ!!」
京治「…」
なでなで
光太郎「眠れそ〜?」
京治「うん…」
京治(頭撫でて貰ってるだけなのになんでこんな眠くなるんだ?俺は赤子になったのか??)
京治「すー…すー…」
光太郎(こいつ5分で寝やがった)
光太郎「おやすみ、京治」
ある夢を見た
俺が光太郎のユニフォームを着ていた
【MSBY12】その文字は服に書いておらず
【梟谷 4】の文字があった
急に知らない場所にワープして、誰かの家だった気もする。懐かしいと言える場所だった
偶然、姿見に写った自分を見ると
髪が短い、メガネをかけていない、ほんのり背が小さい自分がいた
俺は夢の中でこれは夢だなとすぐにわかった
世に言う明晰夢とゆうものを見ていた
しかし懐かしいけど思い出せない場所…
ここがどこなのか考えていたその時
「赤葦!!」
今となってはあまり呼ばれない俺の苗字、いや、俺の苗字はもう赤葦ではない。
「木兎さん。」
口から溢れ出た、木兎という文字が溢れ出た
その声の方向に顔を向けた
「…??」
なんだ?顔が…見えない?
モザイクがかかっているのか?
黒い線のせいで見えない…
「ねぇ」
「!?何?」
「絶対に逃がさないからな」
「は?」
ググッ…
「えっ、ちょ、何…ぐるし…」
「首…はな…カハッ…」
「毎晩毎晩夢の中で首を絞めてやる 」
「木兎を返せ」
飛び起きた、冷や汗、体の震え、ようやく寝たのに気が休まらない…
そして、首には
ナニカに締め付けられた跡
光太郎「…京治、どうしたの…?!」