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「準備出来ました!」

「じゃあ行くか」



朝ごはんの片付けも終わり、準備が整った。

そして、今僕の心は密かにドキドキしている。



「ほら、大丈夫か?」

「あ、はい」



唯月さんは僕に手を差し伸べる。

そうしている唯月さんは白馬の王子様のようだ。


今日、僕達は私服だ。

僕は初めて唯月さんの私服を見た。


普段はスーツで体のラインが出た、男らしく見える服を着ている。

しかし、今日は黒やグレーを基調とした色のコーデでタートルネックの服といった、男の色気が溢れ出ているのだ。

それだけではなく、あの夜の香りが僕の理性を揺るがしている。



「今日は俺の車で行くからな」

「え!?そうなんですか、」



まずい、

唯月さんの車ということは唯月さんの匂いが、



「嫌か?」



唯月さんは少し悲しそうな顔をする。



「全然、楽しみです!」



僕達は唯月さんのマンションの駐車場に来た。

目の前には唯月さんの車がある。



「これが唯月さんの車ですか?」

「ああ、そうだ」



てっきり、外車だと思っていた。

けど、目の前にあるのは高級国産車だ。



「外車が良かったか?」



唯月さんは笑いながら言う。



「いやいや、ちょっと驚いただけです」



僕はそう言いながら、唯月さんに促され、車に乗る。



「失礼します、」

「そんな、小声じゃなくても」



唯月さんはまた笑う。


唯月さんは車の向かいに行き、運転席に座る。



「じゃあ、出発するよ」



そう言いながら、エンジンをかける。

そのエンジンの音はとても静かだ。



「はい!」



車は動き出した。



「今日はどこに?」

「目黒通りに行こうかと思っているんだが」



僕は驚く。

目黒通りには僕も知っているほどの高級家具屋が30軒以上ある場所だから。


僕が黙っていることに気がついたのか、唯月さんは口を開く。



「金は大丈夫だから」

「へぁ?」



僕はまぬけな声で返事をする。

唯月さんはそれを笑う。



「一緒に住むんだ、気にするな」

「気にするなと言われましても」



僕は黙る。

その家具はきっと僕が買う家具よりも桁がいくつも違うのではないだろうか。

それを機にするなと言われても、



「いや、その家具は俺達の愛の巣窟に置くんだ、だからしっかり良いものから選びたいんだ、」



あ、愛の巣窟、、、

僕はその言葉を聞き、赤面する。

そんな、僕のことは気にせず、唯月さんは話す。



「これは俺の我儘だから、払わせて欲しいんだ」



正直、言ってることはよく分かんなかった、

でもここまで僕に言うんだ。



「分かりました、でも僕にも少しは払わせてくださいね」

「気が向いたらな」



そんな話をしている間に目黒通りに着いた。

コーヒー屋のΩの恋愛

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