テラーノベル
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めんだこっち
霧のきりん
何もなかった荒れ地に深い霧が立ちこめると
もう一歩も動けなくなった
すべての世界から取り残されたように
閉鎖された二歩
異次元の空と地だけが真実味を帯び
手ぶらの自分だけは違和感を増すばかり
無駄な期待をするのはやめたはずが
きりんの影に幼心がよみがえる
長い首をふたつに折って顔が近づいたとき
やっと見えた優しい眼差し……
名もないサーカスがやってきた
名もないサーカスがやってきた
頑なな僕の心に棲むきりん
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