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#日常
つばさ
50
「君が教えてくれた、不真面目な世界の愛し方」
0章 誰もが私に「正解」を期待する
ー真面目という足枷ー
私が今年も学級委員長と決まったその日の昼休み。時任先生から呼び出された。
「失礼します。」
と私は言った。先生たちも学校の食堂に行ったのか分からないが、時任先生一人しか居なかった。
「時任先生、私に何か用ですか?」
と聞いた。
「ごめんね。また、学級委員長にさせてしまって。」
と謝ってきた。私は『そんなことで呼び出したのか』と思った。
「氷華が人前で話すのが苦手なことは知っていて、悩んだけど、皆の希望通りにしてしまって…。」
と時任先生が話した。私は安心した。私のことをそんなにも考えてくれることに逆に感謝しかない。
「いえ、大丈夫です。サポートお願いします。」
と私は伝えた。時任先生は頷いた。時任先生は本当に優しい。サポートもしてくれるから。
お昼を食べるため、朝買ったコンビニのパンを持ち、体育館裏に行った。ここが私のいつもお昼にいる場所だ。
本当はお母さんにお昼を作って欲しい。だけど、『自立の練習ということで自分でお昼ご飯を買うか、作って持っていくか』といつも言われる。その言葉を聞くといつもムカついてしまうと考えていると、1人の男子高校生が居た。
「君、如月氷華?」
と男子高校生が尋ねてきた。
「そうです。」
と質問に答えた。
「僕、浅井千晴(あさい ちはる)!
よろしくね〜」
と男子高校生が挨拶をした。私はペコリとお辞儀をした。千晴は私の隣の席の子だった。『今の時間に登校したんだ』と私は思った。
「担任誰だった?」
と千晴は尋ねてきた。
「時任先生。」
と私は答えた。千晴は嬉しそうに見えた。
「まじ!? 僕、時任先生優しくて好きなんだよね〜」
「1年生の時、学校に全然来れてない僕を助けてくれた先生なんだ!」
と嬉しそうに話す。『良い笑顔だなぁ』と私は思った。
「そういえば、氷華って学級委員長なの?」
とまた尋ねてきた。
「うん。」
と答えた。
「世の中って不平等だよな。”真面目”って思われると色々任せられる。」
と千晴は言う。『本当にそうだなぁ』と共感出来る。2人で話していると昼休みが終わった。
私はもっと千晴と仲良くなりたい。そして、千晴のことをもっと知りたい。
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コメント
3件
はるです、読んだわ! 「真面目」ってレッテルを貼られて勝手に期待される感じ、めっちゃわかる…氷華のモヤモヤが伝わってくる。体育館裏で一人パン食べてるシーンとか、お母さんにムカついてる心情とか、地味にリアルで刺さる。 そこに突然現れた千晴、陽キャなのに「世の中不平等だよな」って氷華に寄り添う言い方してきて、なんか良いなって思った。2人の距離感がこれからどう変わっていくか気になる🔥続き待ってます!