テラーノベル
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トントンと部屋のドアが控えめに叩かれた。
kn「ん」
鍵を開けてドアを引くとそこに立っていたのはBroooockだった。
いつも通りの無邪気笑みを浮かべているがその瞳の奥はどこか据わっているようにも見えた。
kn「Broooock? どうしたのこんな夜更けに」
言いかけたきんときの言葉は、最後まで続かず Broooockが有無を言わさず部屋の中に一歩踏み込みきんときの胸元を掴んで後ろへと押し出した。
kn「うわっ、ちょっと」
バランスを崩したきんときの体はそのまま柔らかいベッドの上へと倒れ込む。
シーツに沈んだ体を起こそうとした瞬間視界がBroooockの体で遮られた。
Broooockはきんときの両手首をベッドに縫い付けるようにして固定し上から完全に組み敷いた。
kn「B、Broooock……? 何これなんの冗談」
Br「冗談じゃないよ」
何時もの甘えたような声とは明らかに違う低く熱を帯びた声が鼓膜を揺らす。
Br「きんときはさ僕が優しくするのも近くにいるのも全部友達だからで片付けるよね。何時だってそう。僕がどんな気持ちできんときの事を想ってるか全然分かってないでしょ」
kn「え……?」
Br「もう友達のふりするの限界。僕の好きをこれ以上勘違いしないで」
迫るBroooockの綺麗な顔にきんときは息を呑んだ。
逃げようとする隙さえ与えられないまま影が降ってくる。
重なった唇は何時もの悪戯なキスとは全く違って きんときの口内に熱い舌が深く容赦なく滑り込んでくる。
何度も角度を変え口内の輪郭をなぞるようにお互いの唾液が音を立てて混ざり合うディープキス。
kn「んッ♡///んぅ…♡//」
あまりの熱量と息苦しさにきんときが身悶えするとBroooockはさらに体重をかけ捕らえるように深く深く吸い上げるように唇を貪った。
脳が酸欠で真っ白になり心臓が壊れたような音を立てる。
ようやく唇が離れたとき、銀の糸が二人の間にきらりと引かれた。
きんときは顔を真っ赤に染め、涙目で息を切らせながら目の前でひどく色っぽく微笑むBroooockを見つめることしかできなかった。
Br「……これが僕の本当の気持ち。これでもまだただの友達の優しさだと思う?」
Broooockの瞳はもう誰が見ても一人の男としての独占欲に満ち溢れていた。
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