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____first.東間高等専門学校____
いつからだろう・・・僕が、この夢を見るようになったのは・・・・
___2030年2月。新宿某所___
どす黒い青色に輝くキューブが連なり、触手のようになってビル群を破壊していく・・・逃げ遅れたものは誰一人とて、
逃がしはしなかった。その謎の力の根源それは・・・・「■■!!!■■!!」
僕は顔も知らない仲間が、次々と殺されていくのを、ただ・・見ていることしかできなかった。そんな、後味の悪いところで
夢は終わる・・・
東間高等専門学校。二年桜木蓮花(さくらぎれんか)
「やめてくれ!!!!!、・・・・!・・・はぁ・・・はぁ・・・」
っまただ・・・この夢・・頭痛い・・・ヴァイロンが襲撃をする・・あの夢
早く・・・・制服に着替えないと・・・
【反物質生物・ヴァイロン】夢の中に出てきた怪物・・・地底からの執行人とも呼ばれている・・彼らのエネルギーは
深淵(アビス)に関係している。
初めて奴らが観測されたのは今から462年ほど前の1568年・・・ちょうど安土桃山に差し掛かったころである。
その当時は戦乱の世、奴らが地上に降り立つも、襲撃のタイミングを見計らうほかなかった。
しかし奴らは戦乱の世終焉までの数百年間、着実に自然災害に見せかけた襲撃を行っていたという。
しかし、大正時代に起きた大地震を最後に、奴らの実害はなくなったかに思えた。
そこからは第一次、二次世界大戦などが起こり、どれも終戦。そして終戦から65年近くは姿を現さなかった。
しかし、奴らは30年前の2000年に姿を再び現した、ちょうどかの大予言があった1年後の出来事だった。
習った内容を復習しながら、東間高専の防具兼学生服の黒いジャケットを羽織り、愛刀「紅桜」と
愛銃「Colt M1911」のフレーム改良(桜の刻印)モデルを装備して、食卓に向かう
「お早う蓮花、今日も見たのかい?あの夢を・・・・」
そう、心配そうに見つめるのは、彼の父、桜木漣太郎だ。漣太郎も東間高等専門学校の出身で、現在は、
高専のヴァイロン対策科という教科の教官をしている。
「うん・・・そうなんだよ・・・ほんっとまいっちゃう。」
彼は時間がないためか、食パンを軽く食べたら、バイクのカギを持ち玄関へとそそくさと向かった、
「いってきます。」
何気ない日常も、いつ壊れるやもしれないこの世界では、かけがえのなく尊いものなのだ。
愛車である「NINNJA」というバイクに乗り、玄関を出た、
「あ、蓮花おはよう・・・」
彼の左手から現れたのは、黒髪のウルフで端正な顔立ちの雨宮雫。彼女もまた、愛用の「ZRX-400」という
バイクで高専へと登校をしている。
「おはよう!じゃあ、今日もついてきてね?」
彼は、雫にそう問いかけると、雫はうなずいた。
これが、彼桜木蓮花の日常の一コマなのである・・・・
To be continuity.
____第二章【星の観測者】へ続く・・・・