二人の間に駆け込んだのと銃声が鳴り響いたのはほとんど同時だった。こもった音が倉庫内に反響する。
「志麻さん!?」
はっと振り返ると、蓮司さんが唖然とした顔でこちらを見ている。見た感じ、血は流していないようだ。
「蓮司さん、大丈夫!? 怪我は!?」
「えっ、いや、僕は大丈夫です。当たってませんから」
蓮司さんが足元を指さした。靴先から少し離れたところに黒い穴が開いていて、うっすらと煙が上がっていた。
どうやら、弾は蓮司さんじゃなくて地面を抉ったらしかった。
「よ、良かったあ……」
ほっとして思わずへたり込みそうになるけど、何とか踏ん張る。
「ちょっと、朱虎っ! 何でこんな……」
振り向いたあたしはドキリとした。
朱**********************
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