お久しぶりです!
パラジュンの短編が完成したのでぶん投げときます!久しぶりに書いたので低クオです!
「トウヤ様。」
真夜中、バルコニーで夜風にあたっていると、俺の護衛騎士であるアキトに声をかけられた。
「アキト、どうかしたのか?」
「いえ…少し目が覚めてしまったんです。」
「そうなのか…俺のせい、だったらすまない。」
扉を開ける時に少し音が出たからそのせいかもしれない、そう思った俺は、目を覚まさせてしまったことをすぐに謝罪した。
「トウヤ様のせいではありません。ただの偶然ですよ。」
「そうか…なら、良かった。」
青い薔薇が風に揺れ、ざわめくように庭に響いている。
「トウヤ様。」
アキトが俺の名前を呼んだ。
「今日は、月が綺麗ですね。」
静まり返った庭に、アキトの言葉が響いた。
驚いた俺は、ちらりとアキトのほうを見た。
アキトは静かに満月を眺めていた。
俺も同じように満月を眺めながら、静かに呟く。
「…アキトと見るから、綺麗なんだ。」
そう思わないか?と付け足してアキトのほうを見た。
アキトも、琥珀のような黄金の瞳で俺のほうを見ている。
「…ええ、オレも…そう思います。」
アキトはそう言って微笑むと、俺の手をとり口づけをした。
「…!!!」
「…一生あなたをお守りします、トウヤ様。」
「…頼もしいな。」
「光栄です。」
「ふふ…これからも護衛騎士としてよろしく頼むぞ、アキト。」
「もちろんですよ。」
美しい満月の夜、月光の下で。1人の騎士と王子は甘い口づけを交わす。
[END]
月が綺麗ですね の返事の仕方とか面白いので調べてみてください😊(トウヤのセリフがどんな意味なのかわかるはず)
コメント
7件
おっふ( ˆᴘˆ ) 尊い
最高すぎてしんだ(
ちーん