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猫アレルギー
231
163
まあ
70
かえ
311
小塚君が低い声を発した瞬間、空気がピりついた。
上杉君がため息をつく。
「新しい人物のご登場か……」
重い空気の中、美門君が明るい声を発する。
「とりあえず、言ってみようよ。七鬼の言ってた方向に。」
空気が少し和らいだ。
「そうだ!美門の言うとおりだ‼こんなとこでぐずぐずしていても、何も始まらない!!!」
と、いうことで。
今、猫の言う方に、黙々と歩いている。
でも……何もない。
まだ少しだけど。
「やっぱり間違いだったんじゃないのかあ?」
若武、あなたはもう少し口を慎みなさいよ。
まだ3分くらいしか歩いてないのよ。
黒木君が口を開く。
「あの高校生、見たことある気がする……」
「え?」
それってどういう……。
言いかけた時、若武がカッコつけて言った。
「このままでは、進行が遅いと判断した。また、暗くもなってきているのでなおさらである。よってこれからは、チームで行動する。第一チームは俺と七鬼。猫の方向を探す。第二チームは美門と小塚。美門は匂いをかぎ、小塚は香水がついているものの指紋を採取する。第三チームは上杉。塾の裏階段であった女子に話を聞け。第四チームは黒木とアーヤ。これまで歩いてきたところで見落としがないか確認しろ。」
仕事早いなあ。
「それでは諸君、解散‼」
私って、見落としを確認すればいいんだよね。
相手は……。
「アーヤ」
黒木君だ。
「いこっか」
「うん」
いままで歩いたところをもう一度歩く。
たっぷり20分ほどかけて植木の中まで確認した。
けど……何もなかった。
「帰ろっか」
「そうだね」
その時、黒木君の鞄からメールの着信音が聞こえた。
誰からなのか、よく見えなかったけど、黒木君の顔が引きつったのはわかった。
覗き込むと……。
『宛名:R』
『題名:次、何が消えると思う?』
コメント
1件
**はる。** 今回も読んだわー!若武のチーム分け、急にカッコつけまくってて笑った😂「仕事早いなあ」ってアーヤのツッコミが私の代弁すぎる。 でも最後の『次、何が消えると思う?』はゾッとしたな…黒木君の顔が引きつるのもわかる。これからどう動くのか気になりすぎる🔥 続き楽しみにしてる!