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猫アレルギー
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163
まあ
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かえ
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「……黒木君?」
「ん?」
「今の……」
「見た?」
黒木君が苦笑する。
なんか。
いつもの笑い方じゃない。
「誰から?」
「知らない番号」
「え……」
怖。
私が固まっていると。
「大丈夫」
黒木君が普通に言う。
「こういうの、前からあるし」
「前から!?」
「ファンみたいなやつ」
「いや怖い!」
全然大丈夫じゃない!
でも。
黒木君本人は、 本当に慣れてる感じだった。
「昔から、変なの寄ってくるんだよね」
「さらっと言わないでよ……」
すると。
「でも」
黒木君が、 急に私を見る。
「アーヤには近づいてほしくない」
「え」
「昨日の女もそうだけど」
少しだけ声が低い。
「なんか嫌な感じする」
どくん。
また心臓が変になる。
その時。
「黒木――――!!!」
遠くから若武の声。
びっくりして振り返る。
若武、 めちゃくちゃ走ってきてる。
「いた――――!!!」
「なんでいるの」
「上杉が呼べって!!!」
後ろには、 ちゃんと上杉君たちもいた。
「立花」
上杉君が来るなり言う。
「今日、一人で帰るな」
「え?」
「小塚が調べた」
その瞬間。
小塚君が、 小さいメモ帳を開く。
「紙袋の指紋なんだけど」
みんな真面目になる。
「男の指紋、 前の紙と一致した」
一瞬。
空気が凍った。
「前の紙って……」
私が呟く。
すると。
「カンニング疑惑の紙」
上杉君が静かに答えた。
「えっ!?」
じゃあ。
全部繋がってるってこと?
「つまり」
小塚君が言う。
「最初から、黒木を狙ってた人間がいる」
「……」
「で、その関係者が昨日の女」
空気が重い。
でも。
その中で。
「なるほど!!!」
若武だけ元気だった。
「ついに黒幕編だな!!!」
「テンションどうなってんの」
小塚君が呆れる。
すると。
「でも変」
美門君がぽつりと言った。
全員見る。
「黒木だけじゃない」
「……何が?」
上杉君が聞く。
美門君は、 静かに私を見た。
「最近、アーヤに匂いついてる」
「え?」
「犯人の」
背筋が冷たくなる。
コメント
1件
うわっ、今回すごく不穏だね…🤍🥀 黒木君の「アーヤには近づいてほしくない」ってあのトーン、めっちゃ刺さった。普段あんなにクールなのに急に低くなるの、ずるいよ…。 そして最後の美門君の「匂いついてる」が本当に怖い。犯人が最初から黒木君狙いってわかったけど、今度はアーヤも標的なの? 続きが気になって仕方ないよ…💦 まあさん、また私の心臓を揺さぶる展開をありがとうございます…!🤍