TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「岡崎さんが結婚?」


買い物から帰ってきた美紅は、千秋が座るソファの隣に腰掛け話を聞いて驚く。


「相手は前から付き合ってる、俺も知ってる堺真知子って小中一緒だった同級生」


千秋の説明に美紅は頷く。


「千秋さんたちって本当に仲が良いよね!私は東京出身じゃないから、付き合いのある友達って大学時代だけだし」


羨ましそうに美紅が言うので千秋は笑う。


「俺だって、付き合いがあるのは岡崎と成田だけだよ。女子はもう誰も付き合いないから、堺が呼ぶ女子も殆ど覚えてないし」


千秋が美紅の頭を撫でる。


「でもこういう話聞くと、やっぱりもう結婚する歳になったんだってしみじみ思うよ。美紅がいなかったら、俺はまだ独身だったと思うし」


美紅はニコッと笑って千秋に抱きつく。


「私も千秋さんと知り合わなかったら、キャリアウーマン目指してたな、きっと」


千秋は美紅をギュッと抱きしめる。


「どっちが良かった?キャリアウーマンと俺と結婚したのと」


答えを聞くまでもなく、分かってるくせにと思いながら美紅は笑う。


「結婚して良かった!」


美紅もギューっと千秋を抱きしめる。


「言わせたかった」


千秋は美紅の顎をあげて、顔を自分に向けさせる。

そのまま唇を重ねて、千秋は美紅をソファに押し倒した。

loading

この作品はいかがでしたか?

10

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚