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ユナ語尾にゃん&関係者再募集中
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58 ◇掟を破るのもやぶさかではない心情
賢人の時は身体の関係があっての別れで、どれだけ長い付き合いであっても
男女の仲は、壊れるときはあっという間であるという教訓を得た。
そのため、年齢を重ねてからの恋愛であったにも関わらず、美並は本田との
交際においては、結婚するまでは性交渉を持たないと決めていた。
それでももう挙式がそこまで迫っているという年明けには、本田が望むなら
ば――
などと、美並は自分で決めた掟を破るのもやぶさかではない心情になっていた。
もうすぐ夢にまで見た花嫁となれるのだと思えば、徐々にアドレナリンが
沸いてくるのも無理からぬことだった。
なので、またその1か月後の挙式1か月前になるとその気持ちは更に強まっていき……。
そんな最中の本田からの連絡に……。
心は踊った。
『今日は大事な話があって”レンタルルーム”を借りているので、そこで
会えないだろうか。位置情報を送っておくから直接そこで会おう』
“レンタルルーム”という言葉は、美並も聞いたことがある。
昨今ではラブホ代わりに使われることも多いと聞く。
本田と交際を始めるにあたり、元カレの話をしてあり、結婚までは身体の関係を
持ちたくないという話はしてあった。
だが、本田も自分と同じようにすぐそこまできている挙式というゴールを
目前に気持ちの高ぶりを抑えられずにいるのかもしれないと美並は考えた。
“レンタルルーム”を用意したのも、LINEの中でこのワードを出してきたのも
そういうことなのかもしれないと、美並は、はしたなくもほくそ笑む。
彼は『大事な話が――』とも書き連ねている。
確かにふたりにとって『大事な話』である。
美並はあれでもないこれでもないと約束の時間、約束の場所に出向くまでの
準備に余念がなかった。
勿論準備と言うのは、勝負下着と洋服選びのことである。
ファッション、そしてメイクも丁寧に施し、勇む気持ちを抑えつつ美並は
“レンタルルーム”を目指した。
コメント
1件
もう美並さんの気持ち、めっちゃ分かるわ…! 自分で決めた掟を破るのもやぶさかじゃない、って心境になるの、結婚目前の高揚感とアドレナリンのせいだよな。それで「レンタルルーム」ってワードに勝負下着選んで準備万端で向かう辺り、すごく人間らしくて好き。本田さんの「大事な話」が何なのか、めちゃくちゃ気になる。続き読みたい🔥